生徒指導の10のポイントをまとめておきます | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒指導の10のポイントをまとめておきます

まともに生徒指導が出来る教師ばかりではない。
特に、若手の先生は下手。
どうして、生徒指導ができないのかといえば、面倒だからじゃないかと思っている。

「もうこの辺でいっか」と形だけ整えて、はい、終わりなわけです。
また、その行われた状況や背景をしっかりとつかんでいない。

自分がされたらどんなに嫌かという想像力を教員が持ち合わせていないから、適当な指導に終わっている

とも言えます。



1.生徒指導でやること

生徒指導の時に絶対にやらないといけないことは、

(1)状況確認→確定へ
(2)何がいけないのかをはっきりさせる
(3)反省させる
(4)次の行動に生かさせる

というところ。
つまり、怒ればいいわけではない。

実は、何がいけないのかをはっきりさせることができたら、指導は終わったも同然。
だけど、それができないから苦戦をするわけです。




2.生徒指導の10のポイント

では、生徒指導はどうやったらいいのでしょうか。
そのポイントを解説していきます。


1)暴れなくていい

ベテランの先生に多いですが、わざと暴れる人がいます。
それは任せますが、暴れる必要はありません。

形式にこだわり、自分に合わないやり方では生徒指導は不十分に終わってしまう可能性が高くなります。



2)事実確認はしつこくする

生徒が反発しようが何をしようが、とにかくしつこく。
これを忘れてはいけない。

生徒との根比べである。
生徒に「適当なごまかしは通用しない」と思わせねばいけない

事実確認さえしっかりできれば、おのずといけなかったことが明確になる



3)何がいけないのかをはっきりさせる

いけないポイントの要点まとめを自分でつくろう。
そして、それを生徒にきちんと言う。

それを生徒が理解させるまで繰り返し。
ちなみに、ここの判断を間違う人が多いので、力のある先生に確認するなどして、慎重にしよう




4)反省させるまで帰さない

問題があるから生徒指導するわけで、その点については反省や謝罪をしないといけない。
反省や謝罪をしないと帰さない。
粘る。

根比べ。

それも仕方がない。
怒鳴る必要はないけど、根比べは必要。



5)言い訳をしっかりと聞く

「言い訳を言うな!」という人もいるけど、生徒には非論理的で、感情的だけど、それなりの理由がある。
それを聞かずに、こちらの意見を押し通してもやはり相手は聞かない。

相手の話を聞くからこそ、相手も話を聞いてくれるわけだ。

それで生徒もすっきりするし、そうしないと保護者から生徒指導のやり方がおかしいと言われる可能性もある。



6)加害者であっても、行為を認める

仮に腹が立って殴ったという状況であっても、その腹が立った気持ちは認めてあげよう。
問題なのは殴ったわけであって、腹が立つのは仕方ない。

ただし、行為を認めるにしても、いけないところはしっかりとだめだと言う。
加害者の行為すべてが悪いわけではないということを知っておこう



7)被害者にも非を認める

被害者はやられたので、何も悪く無いかといえば、そうでもない。
きっかけを作るようなことはしょっちゅうやっている。

だからこそ、被害者自身にも「反省するところはないか?」と聞くなどして、反省を促そう。
被害者=善、加害者=悪といつも思っていると指導に失敗する。

そうして、被害者側の落ち度も指導することで、加害者はより納得する




8)「お前のことを信じる」と言う

生徒は往々にして嘘をつく。
しかしながら「お前は嘘をついているだろう」と言うわけにも行かない。大問題だ。
だから、状況を詳細に確認して矛盾点をしっかりと洗う、これは問題ならない。

そして、最後に「もう言ってないことはないか。ぼくはお前の言うことを信じるよ」と言う。
仮に信じてないにしても、そういって信頼していることを前面に出す。
情に訴えるわけだ。

嘘をついている場合には生徒の心はゆらぎ、真実を言うかも知れない。
信じるということで、生徒は納得や安心感を得る

ちなみに、信じたらとにかく信じ続けるのが鉄則。



9)納得できていないところはないかと聞く

指導がスムーズに行けばそれで終わらせたい。
が、最後に「納得できてないところは?」と確認しよう。

そうすれば、後から蒸し返されることもなくなる。
保護者が後から何か行ってきても「納得できたかと確認しましたよ」と言えるわけだ。

なにより、1回の指導で全てを終わらせたいからこそいうことである。



10)今日で終わりにする

生徒の指導は納得させれば、あとに響くことはない。
それを不満足で終わらせるから、すぐに問題が起こるわけだ。

後に引きずるのはいけないし、そもそも、指導して解決するわけだから。
「今日で終わり。明日からはもうそのことで相手に何か言ってはいけないよ」と確認しよう。

きっと「はい」と言うはずだ。
そして、もしまた問題を起こせば「約束を破ったな」と指導ができる。
保護者にもこういう約束をしましたと伝えておこう



終わりに

指導はとにかく、時間をかければなんとかなる。
焦ったり、無理強いをしたりするとこじれる。

ポイントを抑えて効果的な指導を目指したいですね