人間的な魅力を上げるには | t-labo(中学校教師の支援サイト)

人間的な魅力を上げるには

同じ指示をしても、自分のときには生徒がうまく動いてくれないのは・・・ | t-labo

の記事で書いたように、生徒指導にはそのスキルとともに、人間としての魅力が必要です。
その魅力って、どのようにしたら上がるのでしょうか?



生徒の心がつかめず苦戦・・・


自分自身の教師人生(といっても、8年間)を振り返ってみて、最初の2年間はうまくいきませんでしたね。
その後は、順調にうまく回り出しました。

人間としての魅力が上がったからだと思います。

まあ、とにかく、手を抜かずに一生懸命やりました。
やりましたが・・・、空回り。
これが正直な感想。

家に帰ればくたくたで、土曜日はクラブ指導をして、その後仕事して1日拘束される。
こんな生活をしながらも、支えていたのは、教師になりたてだからこそ、修行だ。
という思い。

でも報われない日々。
生徒指導なんて、それほど回っては来ませんでしたが、少しずつウマが合わない生徒が増えていったのを鮮明に覚えています。
敵を増やさなくてもいいのに、つくっていたようなかんじです。



何をやっていたのか


大学院卒業とともに、採用されて、何もわからない状態でした。
中学校に赴任すれば、金髪の生徒がなぜかいて、

ぼく「中学生は髪染めたらいけませんよね!?」

と近くの先生に慌てて言ったことをよく覚えています。
その先生は、

先生「そうだよね」

と、答えが返ってきて、心底驚きました。

ぼく「えっ!? 指導しないんですか??」
先生「じゃあ、指導してくれば?」

(こんなのありえないし!!)と猛烈に心の中で叫んでました。

授業が始まり、1,2ヶ月も経てば、授業中に何もしない生徒が出てきます。
そんなときは、
(授業中に何もしないとかありえないし!!)と思いつつ、指導をしていました。

その時の自分は、世間や報道されている教師像などにもろに影響を受けていて、
「教師はこうあるべきだ」という考えが強く、その目でしか物事を判断できなかったんです。

四角四面ばかり気にしていて。


そんな考えを、後押しするような先生もいたのも事実で、何がどうあるべきなのかがはっきりとわからずでした。

もしも、その様子を生徒目線で観察していたら、きっと「きれいごとしか言わない偉そうな奴」だったに違いありません。



解放・・・そして、


基本的に、学年の教師ほとんどメンバーが変わらずに、そのまま生徒とともに上がっていきます。
転機が訪れたのは、3年目の時に、学年団が変わったことでした。

このままじゃだめだよ、とある先生から言われたことをきっかけに、校内人事の際に、校長先生にお願いをしていたのです。
学年の先生方は、ぼくのことを色々と思って教えてくれていたと思うのですが、そのやり方や考え方には、ついていけない、いきたくないことも多々ありました。
こんなことを言っていけませんが、一種の呪縛のようなものでした。

学年団が変われば、学年主任が違い、方針も違います。
その中でようやくぼくは心が自由になれたのです。
あの時から、

自分らしく振る舞っていこう

と思えたのです。

自分ってけっこう適当なんです。
物事をいい加減に放置はしませんが、詰めるところは詰めるけど、大事でないところはこだわらず適当なんです。
「みんなの平和」という言葉が好きで、自分も生徒も喜ぶ方向に物事を考えたら、手を入れるところは入れるし、抜くところは抜く。

それが自分に合っていて、無理をしなくてもいい。

教師としての役目も果たすことができる


とても気が楽になりました。

『自分らしくやりたい』という自分の思いと『教師はこうあるべきだ。新人教師はこうあるべきだ』という周囲の教師の考えや自分の思い込みに板挟みにされていたのでした。

きっと誰も悪くなくて、ちょっと不器用だっただけ。
でも、それで生徒とうまくできなかったのは反省すべきところです。



うまくいき始める


人前ではよそ行きの顔をしている人や妙に上品に振舞っている人、猫をかぶっている人を見ると腹が立ちませんか?

そんなのと一緒で、仮面が落ちたぼくの教師人生は好転し始めます。
今までの違和感がなくなり、楽しいことが増えました。
生徒との関わりでもいいものが増えました。

何より、生徒指導がうまくいくようになっていきました。
別のところで書きますが、生徒指導って、生徒と全力でぶつかり合うんですよ。心でね。
それは人間としての勝負なわけです。

自分が自分らしく生きている、それだけで大きく変わるわけです。



まとめ


教師の人間的な魅力というのは、

・自分らしさ、言い換えるなら、その人間臭さを発揮すること
・裏表なく、普段から本音で生徒と関わっていくこと


にその基本があると思います。

そしてね、この2つのことは、

周囲の目を気にしている時には、絶対にできない

んですよ。
周囲との板挟みから解放された時こそ、自分の魅力も解放される、そんな気がします。


学年集会の時に、自分の趣味の話を延々と熱く語れますか?
それができたらきっともう大丈夫。 笑