第67話 島田、着任 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

第67話 島田、着任

病休に入った己斐に代わり、島田(男性、国語、30歳)が着任した。
本来であれば副担任の赤井が1組の担任になるが、強固に「絶対に1組の担任はできません」と主張したので、島田が1組の担任になった。

赤井の授業が崩壊しているのもあり、校長は島田に決定した。
また、己斐の続投である理由から(赤井が拒絶)、なぜか学年主任も任されるようになった。



あと1日で夏休みが終わるというタイミングであった。
学年会が開かれ、4月~7月の惨状が説明された。

島田はため息をもらした。
(こんな学校に来るとは・・・教育委員会は代わりが欲しいから、そんなことも説明しないよな。盛大に学級崩壊が起きているなら、引き受けなかったよ。
担任も病休3ヶ月で復帰ってありえないもんな。年度末までこの学校だな)

そして、ため息をもらした原因はまだある。
(学年の教員が3人の人柄はよさそうだけど、指導のピントがずれているし、指導の力もない。学校体制もいい加減で、不仲で雰囲気も悪い)



学年会の後に、校長室へ行った。
校長は

「もう君だけが頼りだ。好きにやってもらっていいから、学級崩壊をどうにかしてくれ」

と。
校長も人任せだ。自分で何とかしろよと思いつつも、島田は心のなかでは、ニヤリと笑った。

学年で頼りに出来そうなのは、有田だ。
明日の学活の打ち合わせをしておこう。

さあ、ここから反撃開始だ

次回 → 第68話 vs 1組