先生たちは宝です | t-labo(中学校教師の支援サイト)

先生たちは宝です

ぼくは1年目の夏休み悩んでました。

志を持ちながら教師をやっていたのですが、なかなかうまくいかない現実と肯定的に助けてくれない学年団の先生に対して、否定的に考え、何が正しいのかよくわからなくなっていました。

そんな時に自分の教員人生をがらっと変えてくれた言葉を紹介したいと思います。



赴任から追われる日々


新任の頃は新規採用が少しずつ増えていましたが、赴任先で多いのは40代、50代ばかりで、20代は皆無といっていいような状況でした。
年が違えば話題も考え方も違います。
いわゆる世代間ギャップです。

学年団の中で当然20代は自分だけ。
キャリアがないのは自分だけ。
他の先生方は10年以上のしっかりしたキャリアを持っています。

そんな中で、行き違いや理解の出来ないこともあったし、なんで親切に教えてくれないんだってことも多かった。
毎日の授業の準備に追われ、土曜日もクラブ指導に行き、1日仕事をして。
生徒との関係も想像とは違って苦戦ばかり。

がんばっているんだけど、誰も認めてはくれないし。



同期のありがたさ


そうして、夏休みがやってきました。
頭の中は混乱状態のままでしたが、教師のいいところは夏休みは生徒が来ないため(部活動にはくる)、授業の準備や世話がなくて仕事がゆったりとできます。
この夏休みこそが心の充電期間であるし、仕事の準備の期間です。

初任者は初任者研修も多くて、センターへ何度も行きます。
顔見知りの同期も増えて、研修に行く度に情報交換と称して、お互いの苦労などを話していました。

職場では肩肘を突っ張ってやっているけど、同期の前ではそんなことは必要ない。
思ったことを率直に言える。
本当に同期とはありがたいものです。



宝です


盆休みのときには、初任者の宿泊研修があります。
自然の家に泊まりこんで、グループで活動するんです。

研修を通じて、同期との親交が深まっていき、本当に楽しいと思える日々でした。
研修ですから、野外活動で活かせるように、キャンプファイアーの運営、レクやそこでのスタンツの発表なんかもするんです。
即席のスタンツはなかなかうまくいかないことも多かったけれど、不思議と気持ちは中学生に戻って楽しめました。

キャンプファイアーの最後。
初任者研修の責任者である教育委員会の先生が、言ったんです。

「先生たちは、県の宝です」

と前後の話は忘れてしまいましたが(おいおい)、未来をつくる子どもたちのために、一生懸命関わり育てていく教師がいかに大事なのか、そしてそれを宝と表現していました。


「そうか・・・宝だったんだな」


この瞬間、腑に落ちました。
どうして、自分が苦労して悩みながら仕事をしているのか。
どのような気持ちでやっていったらいいのか。

心が晴れ渡り、夏休み後は、前とは違った気持ちで仕事ができるようになり、今でもこの言葉は胸の奥で燃えています。



終わりに


教師をやっていると、建前と本音がいかに違うのか、現状と理想論とがどれだけギャップがあるのか、痛いほど思い知らされます。
なんだって思うことは多々あるし、激怒することも多いし。

でも、そうやってやってくれていること自体が、本当にありがたいことなんです。
そうやって言われないかもしれないけど、先生がいるから生徒が育っていくんです。

先生たちはその地域を支える宝なんですよ。
自信を持ってもいいんです