こんなことがありましたよ、と聞いたら | t-labo(中学校教師の支援サイト)

こんなことがありましたよ、と聞いたら

学級でいつもいじられ、馬鹿にされているA君。
昼休憩に、ある先生が言ってきました。
「A君が階段の上にうわぐつを取りに来ていて、階段の下でB君ら3人がにやにやして見てましたよ。なんであんなところにうわぐつが上がったんですかね」

あなたはどうしますか?

  ア : 男子同士の遊びだと思って放っておく
  イ : それはいじめだと判断して、指導しに行く
  ウ : 本人たちから何気なく様子を聞いてみる
  エ : 気にしない



問われているのは危機管理能力


嫌な顔になりましたか?
うわ、面倒なことになるわって。

ここで問われているのは、危機管理能力だと思います。
いろんなことが起こりますが、その一つ一つを見て、どの程度危険が潜んでいるかを判断しないといけません。
教員って何も考えていないようですが、その瞬間瞬間でけっこう考えてますよね?

何がどうかとはっきり決めることはできませんが、アクションを取るべき場面だと思います。
A君にそれとなく聞いてみます。

その場にいなかったかもしれないけど、何もしなかったらそれを問題ないと認めることになるから

聞いたからには、動きます。瞬発力が大事です。

ニュースになってしまうことで「担任や学校は知っていたのに、何もしなかった」という報道は、ここで動かないからだと思うんです。
最初に動いていれば、事件に発展しようと、被害生徒や親子と感情的に揉めることも避ける事ができます。

教員がまず当事者意識を持つこと

これがないとだめだと思います。
聞いてなかったで済ませられるとは思わない方がいいです。



もしも何もしなかったら


ま、よくあることで、済ませておくと、あらゆることが「よくあること」で済んでしまいます

「生徒の人間関係にいちいち口出したくない」
「自分たちだけでうまくやれよ」

と考えていれば、なおさらで。

生徒はそれをよく見ていますから、「この先生は指導しない」とレッテルを貼られ、悪化するだけです。
それで問題が大きくなり過ぎた頃に、事件が起きて他の先生の知るところになるわけです。
(そして、他の先生に解決してもらうことも・・・)



大事なのは生徒の気持ち


何がいけないって、

された生徒の気持ちを考えて欲しい

わけです。
やられたのは自分じゃない。
けれど、自分がもしやられたとしたら、どう思う? って。

この発想がない限り、教師はうまくいきません。
生徒が嫌だ、って思いながら学校生活をさせるほど辛いことはないですよ。

あなたのアンテナは圏外ですかって言いたくなります。



まとめ


たとえ些細な事でも、気になったらすぐに行動に移す瞬発力が大事です。
そのうちとか、次あったらというのは、指導しないと言っているのと同じ。
そうして、自分がどんどん動けない人間になっていくと、生徒からの信用も失います。

早く動いて損することはありません。