教員採用試験に受かるためにはまず、頭を鍛えよう~問題集だけでは受からない | t-labo(中学校教師の支援サイト)

教員採用試験に受かるためにはまず、頭を鍛えよう~問題集だけでは受からない

教師になった時に、驚いたことは

教師には力がある人とない人がいるってこと


当たり前かもしれませんが、学生からすぐに教師になった自分は「みんなすごい人なんだろうな」って思っていました。
最初は仕事に追われるばかりで何も考えられなかったのですが、3か月、半年と時が経つに連れてそれが明確になっていきました。
10年経っても、仕事ができない人もいます。

単純に鍛え方が悪いんだと思っています。
それをいかにばれないように小細工してもすぐにばれます。

そもそも、その人の仕事ぶりをチェックしなくても、1分でも話せば力量なんてわかってしまいます。
教員採用試験の面接や集団討論では、この部分は遺憾なく発揮されるので、自分が話すだけで、自分の力が丸裸になっているようなものです。


ですので、まずは頭を鍛えよう、ということです。



1.何を話しているのかわからない人たち


生徒の話を聞いていると「要領を得ない」「何が言いたいの?」と感じませんか?
学力のあるいわゆる”優等生”になると、だいぶ伝わってきます。
この差は単純に学力であり、「脳を鍛えているか」の違いにほかなりません。


教師になり、同僚教師に感じたのは同じことで、「何を言っているんだろう?」「何が言いたいんだろう?」「もっと直球で表現して欲しい」などとよく思いました。
要領を得ない人ほど学級も無茶苦茶である割合が高かったです。


「そのやり方で伝わるの?」「もっと効率的なやり方があるんじゃない?」と同僚に感じるということは、間違いなく生徒も感じています。
生徒にそう捉えられてしまうと、尊敬の度合いが減っていくのは間違いありません。

問題なのは、当の本人は「伝わっている」と思っているようで、「他人がどう感じているか」なんて考えていないのです。
だから「どうやったらいい?」と改善する方向性はなく、「頑張っている自分」に満足して終わりです。

もしも、問題意識を持ってどうやったらいいかと常に自問自答し、助言をもらいながら実践できたらもっと成長していくはずです。


この差が受かりやすいか、毎回落ちるかの差ではないかと思っています。


2.頭を鍛えるということ


学力の高い子は、基本的な脳のスペックが優秀である、ということはもちろんのこと、「授業に積極的」「塾で学ぶ」「家で復習をする」という+αの努力を積み重ねた結果、一般生徒よりも秀でているわけです。
となると、同じように教師も努力しなければ、伸びないということです。


教員採用試験の対策という観点で考えるならば、「人間的な幅を広げること」「生徒とのコミュニケーション能力を高めること」が結果的には、ここで言う頭を鍛えることになると思います。

1)人間的な幅を広げる


器の大きさといった話が出てきますが、これって筋トレと同じようなもので、努力・練習・忍耐・ストレスの積み重ねが物を言うと思います。
家でごろごろと寝ているだけの生活をしていれば、人間の器なんて大きくもなりませんよね。
で、おすすめしたいのは読書をすること

読書は著者が渾身の力を込めて書いた自伝のようなものです。
他人の人生を疑似体験でき、他人の思考や枠組みを共有することができます。
「こういう世界があるのか」と知れば知るほどに、あなたの発言は奥深くなっていくことでしょう。



ですので、学生さんや非常勤講師をしている方は、分野は小説以外なら何でもいいので月10冊以上は読みましょう。
常勤の方は週1冊程度は読みたいところです。

というのも、教員採用試験で受かることが何よりも大事だからです

2)生徒とのコミュニケーション能力を高めること


教師になった時に驚いたのは「生徒と話が通じないこと」。
話題の方向性、興味は当然違うし、話し方のマナーも悪くて、最後まできちんと話ができないこともしばしば。
その理由は、教師が大人目線で話をするからです。


つまり、生徒に「こちらに合わせろ」と強要しているようなものであり、ほとんどの生徒は「大人が合わせてくれるもの」と思っているので、当然、行き違いが発生します。
現場で活躍している教師はみんな、生徒とのコミュニケーションが上手です。
生徒に合わせて話をしている証拠であり、生徒にも通じる話は、大人と話していてもわかりやすいのです。

ですので、面接などで話をすると「ああ、この人は違うな」とすぐに気づいてもらえます。




さて、どのように高めるかですが、現場で働いている人は、休憩時間を利用して、とにかく生徒と話をしましょう。
生徒の考え方を双方向のコミュニケーションで理解する必要があります。

そして、次は、そうした生徒理解を踏まえて、授業の説明をより短く、わかりやすくを心がけてみます。
雑談をしてみるのも大事な試みだと思います。


学生さんの場合は、同じ学生さんたちで集まり、集団討論や模擬授業、道徳的な話をする会を持ちましょう。
そして、その時に「何が分かりやすかった」「こうしたらよりわかりやすくなる」といった視点で、フィードバックをしましょう。

大事なのは、相手とわかりやすさを意識して、コミュニケーションを行うことです

その反復こそが、頭を鍛えることにつながります。

3.やってはいけないこと


一番くだらないのは、「ただひたすらに問題集を解く」ことであり、ここを一番時間をかけてやることです。
教師が相手をするのは問題集ではありません。
生身でしかも成長段階にある子どもなのです。

問題集と格闘して、問題集通りの答えが出たら「よかった」などと思っていては、生徒とはやっていけません。
もちろん、するなということではなく、メインに考えてはいけないということです。



わかりにくい表現かもしれませんが、教師は「人間力」が大事であって、知識云々は必要最低限のことです。
つまり、問題集にメインをおいている人は、知識という必要最低限のことしか視野に入っていないのです

そこには人間的な成長が入っていないのですから、現場で通用しないし、試験でも「ああ、こいつはだめだ」と見限られるのがオチです。

まとめ


話がずいぶんとそれてまとまらない感じな気がしますが、よいとして。
まとめです。

教員採用試験で大事にしたいのは、話した時に出てくる人間の深みであり、このことを「頭を鍛える」という表現をしました。
努力すれば鍛えられるんですが、伸びていない人は自己満足して努力したつもりになっている人。

頭を鍛えるためには、「人間的な幅を広げること」「生徒とのコミュニケーション能力を高めること」が大事だと感じています。
これは問題集に重きを置く対策とは全く違う考え方です。
この部分を伸ばすからこそ、他とは違うと感じてもらえるわけです。

やってみてください!