給食アレルギーとその対応について、順序を確認しておきましょう | t-labo(中学校教師の支援サイト)

給食アレルギーとその対応について、順序を確認しておきましょう

教師の仕事は年々増えていく一方ですよね。
給食ではアレルギー対応が始まり、申請をすれば除去給食が出てくるのは驚きです。
それだけ、アレルギー持ちの子どもが増えてきている証でもあり、より個を重視した教育を目指しているともいえます。

このアレルギーって、これから先どんどん増えていくような気がします。
文明社会ですごく便利になったけど、食べているものはもはや安全ではなくなったのではないかな。
毎日少しずつ体内に毒をためて次世代へと受け継いでいっているような気がしてなりません。
だからといって、何かができるわけじゃないですが。


さて、この給食アレルギー対応の指導についてです。



1.保護者との連携


おそらく校内のアレルギー担当がいてその人がだいたいのところをやってくれるので、動きは少ないと思いますが。
担任として保護者と確認することは

・「何がいけないのか」
・「どのレベルでいけないのか(エキスもダメ?)」
・「誤食してしまった時の対応はどうするか?」
・給食のメニューのチェックなどの具体的なやりとり


エキスまでだめとなると、完全におかずと接触してはいけませんので、最優先での対応になります。
自分で除去するという対応であれば、放っておけばいいわけです。

普段家でも、外食の際にもやっているわけなので、思った以上に生徒本人がやってくれます。
でも、保護者がきちんとチェックする、生徒がきちんと見分ける、担任は毎日確認するという流れはつくりたいものです。



2.教室での指導


花粉症を含めると、たいてい何かしらのアレルギーや、周囲にアレルギー持ちがいたりするので、生徒もアレルギーに対する理解はあります。
ですから、除去給食が出たとして「ずるい」とか言う生徒はいません。

担任として生徒に指導するべきことは

・間違って食べると大きなことになること(命の危険も)
・絶対にいたずらはしてはいけないこと
・本人と担任で対応は行うから、口は出しても手は出してはいけないこと


こういったことを確認しておきましょう。
説明をすれば問題がありません。



3.チェックを忘れないために


担任として気をつけなければいけないのは・・・。
うっかりミスです。
ぼくもありましたが、本人が自分で対応できるので問題なしでした。

もしもを考えるとゾッとします。

ですので、チェック体制をきちんと整えることです。
といっても、他の教師は、他クラスのことなどかまってくれないので、自分でチェック忘れをなくさないといけません。

・毎日チェックするToDoリストなどに書き込んでおく
・給食メニューを見る癖をつけておく

といった愚直なやり方しかありません。
本人に報告させる、というのもあるかもしれませんが、毎日のことですから、本人も忘れてしまいます。

うっかり本人が食べてしまうと、担任の責任にもなりますから自分なりの方法を見つけましょう。



4.アレルギー反応がもしも出たら・・・


考えるだけで嫌ですが、アレルギー反応が出るようなことがあれば、、、事前に決めた通りの段取りで処置をします。
飲み薬を飲む、注射するなどの対応の方法はありますが、とにかく、養護教諭など他の教員の応援を呼ぶことが最優先です。

・教室で症状が出た場合には動かさない
・歩ける場合なら本人だけでは絶対に行かせずに担任がついていく
・「いつ」「何を」「どのくらいの量食べたか」などといった情報の確認
・養護教諭などと連携をして保護者への連絡、薬の確保などの動きを迅速に
・救急車を呼ぶ場合は、管理職の判断を仰ぐ
 → 救急車が来た場合は、生徒が事故にあったり、邪魔にならないように指導したり、誘導したりする


まあ、やることはたくさんありますが、とにかく「教員の応援を呼べば」なんとかなります。
つまり、やってはいけないのは、自分だけで解決しようとすることです。

ちなみに、間違って食べた場合に、運動することで症状が出る場合があるので、その時には保健室で安静にさせるなどの対応も必要です。


まとめ


担任として責任が問われる部分は「今日は除去すべきかどうか」を理解して指導しておくことです。
これさえ忘れなければ、生徒の誤食も防げます。
でも、これが毎日となると結構大変です