37.話を聞くことと人間関係は別物 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

37.話を聞くことと人間関係は別物

「だいたいね、他の先生の話を、「はい」「はい」って聞くのは1年目か2年目の間だからねー。あとは全然話を聞かなくなるよね」

1年目の夏休み前だったのか、ベテランの先生に言われたことを思い出します。
初任者の方は、きっといろんな先生に、いろんなことを言われる度に「はい」と気持よく答えて、改善しようとしているでしょう。
それが続くのは1,2年目だけで、3年目くらいになると、「はあ、どうでもいいし」と反発し始める、ということです。

あなたはどうですか?



1.それはあるある


「そんなことないだろう」って思ってましたが、それは本当でした。
何も知らないところからスタートした場合は、教師というのものを知るために「はい」「はい」と吸収しているわけです。
3年目ともなると自分なりの考え方ができてきたり、職場の人間関係や力関係を理解してきて「あの人の言うことは聞く・聞かない」がはっきりしていきます。

その結果として、話を聞くに値する人は2割未満でして、残り8割は聞くに値しない、もしくはアドバイスをしてくれない無関心な人たちでした。
やっぱり、自分も他の教師の話を聞かない人になってしまったわけです。
この現象は、常勤や非常勤経験がある方ならもっと早くたどり着くと思われます。



2.人間関係を気にする


さて、そんな話をなぜ、書いているかというと、この”悟り”の境地にたどり着いたときに、人間関係まで悪化するかもしれない、ということです。
転勤前の職場は大きかったので若手も多くて、”悟り”を開き、暴走する若手ばかりでした。

若いというのは先輩から色々と教えてもらいやすい立場であり、効率のいい学びの機会が与えられています。
それを早々にシャットアウトしてしまう若手は多く、そのおかげで独立独歩して、力がついていないのに勘違いしたまま、暴走してしまいます。


話を聞かないことは、相手に対しての拒絶であり、人間関係を悪化させます。
「この人からのアドバイスはいるけど、あの人からはいらない」と取捨選択するのは大事だと思いますが、それとともに人間関係を悪化させてはいけません。
若手を見ていると、話を聞くことと人間関係を一緒くたにしている人が多くて心配になります。

ですので、アドバイスを受けないと決めても、人間関係は維持していくようにしましょう。
これはちょっと意識しないと難しいと思います。



3.チーム力こそが大事


どうして人間関係を大事にするのか、教師に必要なのは「チーム力」だからです。
生徒指導がいくらうまくなったからといって、1人でできることは限界があります。
チームで対応することはとても大事であり、効果が高い。

そのためには、人間関係を良好に保つ必要があります。
教師の中には自分から見たら「役に立たない」と考えて、のけ者にしようと思う人もいますが、それではだめです。
みんなのことを大事にするから、みんなから大事にされ、いざというときに助けてもらえる。


若手の時には、周りから色んな事を言われて「ありがた迷惑」となり、反発してしまう罠があり、人間関係を悪化させる恐れがあります。
この「チーム力」を意識しておきましょう。
それに、人間関係が良好だと精神的ストレスが少なくなり、仕事の能率も上がります

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