242話の指導ケース~校内巡りなどで生徒が自分勝手な行動を時の指導 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

242話の指導ケース~校内巡りなどで生徒が自分勝手な行動を時の指導

第243話 帰りのSHR後の出来事の指導方法について考えてみたい。
出来事の概略は以下のとおり。

校内巡りの時に、1組と2組が一緒になり、ぐっちゃぐちゃになった。
それを収拾せずに、秦はさっさと出発してしまうが、黒井、近場、三瓶の3人が1組に残ったままだった。
佐々木は黒井たちに1組に戻るように言い、彼らが戻ろうとした時に、2組の石神が達が送って行くといって、勝手に行ってしまった。
その結果、彼らが校内徘徊をしてしまった


さて、どのように対応したらよかったのか・・・。行ってみましょう。



1.ろう下でぐちゃぐちゃになったとき


まず、何よりは問題なのは、1,2組がろう下で入り混じった時に、その収拾をしないで、秦先生が校内巡りに出発してしまったことです。
生徒は適当でいいんだなと悪い学習をしてしまいます

まずは収拾をつけるために、1組と2組の整列場所と向きを離しましょう。

佐々木「1組はこっち。先頭はもっと前に出て!!」
秦も同じように呼びかけ、1組と2組の間が広がっていくように、先頭をどんどん誘導していきましょう。
また、お互いがお尻を向け合うように集合する向きを変えます。


そうすると、自然と誰が整列していないかが明らかになっていきますので、ピンポイントに指導をしていきます。
なお、こうして指導したにも関わらず、全体として動きが取れない時には、「一旦、教室の席に戻れ!」と声をかけて仕切り直しをしましょう。
適当では絶対にいけない、という姿勢を見せないといけません。


生徒が席についたら、「今のは何が悪かった? 何でやり直しになった?」と問いかけましょう。
「みんなで動く場面で、好き勝手なことをしたら、ぐちゃぐちゃになるから、絶対にやってはいけない」と注意しましょう。
「次はしゃべらずに集合してみるよ」と声をかけたらいいわけです。


ちなみに、それでもダメだったら?
もう1回教室に戻るだけです。
これはしつけです。できなければいけないわけです。出来るまで繰り返す。生徒には「中学校とはそういうところだ」「この先生は言ったことを最後までやり通す人だ」と実感させないといけません。

安易な妥協は学級崩壊の元ですよ。


2.一部の生徒が残った場面の指導


2組の生徒が、なぜか1組に残ってままになったという場面。いろんな指導が考えられます。
まあ、そもそも、授業中に生徒を廊下を好き勝手に徘徊させるのはありえませんし、「送っていく」という生徒はいりません。
ですから、石神達が動き出したら、全力で止めなければなりません

制止を振り切る場合は、走って追いかけます。
ことがややこしくなる場合は、信頼できる生徒(大抵、代議員)を職員室に行かせて、教員の応援を呼びにいかせます。
教員1人で対応できることには限界があるからです。


さて。

残った3人をどうするかですが。
校内巡りのメニューには、職員室も入っているはずですから、2組の生徒たちを連れて、まず職員室を訪問し、学年の教員(いなければ、他の教員)にその生徒を預けるべきです。預けられた教員が1組に合流させるわけですね。

とにかく、授業中は廊下で好き勝手してはいけないことを理解させないといけません。


まとめ


あなただったらどのように指導しますか?
生徒指導は別に難しい技を決める必要はありません。

ストップを掛けること

これが全体の場で必要なことです。混乱したら進まない。落ち着かせる。
こうした勇気が必要です。
生徒指導のせいで進行が遅れることがありますが、それは仕方ありません。

しっかりした指導が出来れば、後々に活きてきて時間なんて取り戻せるからです。
逆になあなあにしてしまった方が、時間がどんどんかかるようになる原因です。

次回 → 第243話 帰りのSHR後の出来事