あなたは生活ノートを提出させる重要性と意味を理解していますか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

あなたは生活ノートを提出させる重要性と意味を理解していますか?

担任になると、生徒の生活ノートのチェックがあります。
どこでも時間割と日記を書く形式だと思います。タイプによっては土日の日記を書くようなものもありますね。
この生活ノートチェックが負担・・・という先生も多いと思います。

そうして手抜きをしていくと、生徒も見ぬいて提出率が下がっていき、目も当てられない状況になることも。
傾向的に、男性教員よりも女性教員の方が熱心ですね。

そして、返却ボックスに入れるなどするので、各クラスの提出状況はすぐに把握でき「ちゃんと提出させないといけないでしょ」と指導されることになります。その時に「こんなものどうでもいいじゃん・・・」って本音では思っているかもしれません。

この生活ノートはどのように扱えばいいのでしょうか。



1.もしも出さなかったら?


逆を考えてみましょう。もしも出さないかったら、どういう事態になるでしょうか。
メリットとしては、担任としてチェックしなくていい、これだけではないでしょうか。
時間的には毎日30~40分程度の時間が節約できます。

ほかのメリットはない気がします。
では、出さない場合のデメリットを挙げてみます。

・保護者からきちんとチェックして欲しいと要望される
・他から「生徒の面倒を見ない教員」と評価される
・生徒の忘れ物が増えたり、だらしなくなる
・生徒との接点が減り、学級運営にはマイナス
・学年の中で足並みを乱すことになる


・・・

そう、デメリットだらけなのです。だからこそ、なんとなくやっているよ的にセーブしている人もいますよね。
消去法的にも、生活ノートはチェックすべきなんです。


2.生徒との接点


ぼくが一番感じるメリットは生徒との接点です。
学級には数多くの生徒がいて、毎日全員と話をするのは、物理的に無理です。
その点、生活ノートであれば、交換日記的に接点ができます。

書くのが苦手な生徒がいる一方で、話すのが苦手な生徒もいます。
こういう生徒ほど、担任は話す機会がないわけで、生活ノートを通じてやりとりができます。

接点をもつことは、心理学的にもどんどん親近感を持つことであり、その結果、学級運営がやりやすくなります。
この点だけでも、毎日30分かけても惜しくない投資だと思います。

3.肯定的に


生活ノートには返信がつきものですが、とにかく肯定的に返信をしましょう!
人間は承認欲求が強い生き物ですから、返信では「すごい!」「面白い」など、相手のことを認めてあげます。
生徒も自信がつくし、好意の返報性でこちらにも肯定的な感情を持ってくれます。

生徒に時間をかける、この時間投資は生徒にも伝わり、地道な積み重ねが徐々に信頼へと成長していきます。
こうしてブログをやっていますけど、生徒とうまくやる魔法はなくて、地味な努力の積み重ねしかありません。


ここまで読んでくると、生活ノート出させるほうがいいと思えてきましたよね。


4.催促


生活ノートを出さない生徒はどうしても出てきます。
間違いなく、問題行動があるなど、なんらかの問題を抱えた生徒です。
だって、生活ノートを出すのさえできないのですよ・・・大人から考えたら異常なこと

つまり、これは生徒が発している危険サインです


こういう生徒に重点的に力をかけなさいと教えてくれているのです。もしも、うまく改善されたなら、学級は劇的によくなるはずです。
表現は悪いかもしれませんが、病巣なわけですよ。
生徒はそうやってヘルプサインを出しているのだと理解しましょう。

・・・・もしも、あなたが何もアクションを取らなければ、その生徒も、学級もこれ以上よくならないということ。


ですので、生活ノートはきちんと催促しましょう。
全体に声をかけるよりは個別に。3日など連続で出せない場合は、放課後に残させて書かせる、家に電話して本人にかばんに今すぐ入れなさいと指示する(保護者にはしない)という対応も必要です。

なぜ出せないのかの理由や背景を突き止めることが生徒理解や指導に生きてきます。
だから、出さないなら放っておくのであれば、何の進歩もないわけです。


終わりに


生活ノートは全員に出させるべきで、それが結局、自分を助けてくれていると考えたほうがいいと思います。
学級崩壊させる担任で、生活ノートの提出率が高いクラスをほとんど見たことをありません。

本人のちょっとの手抜きのつもりが、大きの手抜きにつながり、学級を崩壊させているのです。
こうした極端なことはないかもしれませんが、効果がありますので、ぜひ、全員提出を頑張ってみてください