授業中にうるさくて挑発的な生徒をどう指導したらいいですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は授業中の私語についての質問をいただきました。
まずは見てみましょう。

授業中の私語で授業妨害してくる生徒(担任ではない)がいるとします。はじめは軽い注意「まわりの迷惑になってます。おしゃべりをやめなさい」という感じで言います。でも、その生徒は次も私語・独り言・奇声などをあげたとします。そしたら、「2回目です。いい加減にしなさい。次はありません。」と結構怖めの表情とトーンで言います。
でも、それでもやめない場合があり、MAXで怒鳴ります(クレームがくるかこないかスレスレラインくらいまで激しくやります)。

ここでほとんどの生徒は止まります。がしかし、各クラス1名くらいはそれでも挑発的な態度(体罰を誘発させて問題にしてやろう的な)で邪魔をしてくる生徒がいます。他の先生の授業ではそのため注意はするが野放しになっている状態です。

ですが、私はどうしても邪魔をし続けたり、挑発的な態度のまま授業を進めるのには(まだ残りの授業時間が半分くらいある)抵抗を感じております。なぜなら、まじめにやっている人たちの迷惑になるし、その子たちの信頼を失い、次第にその子たちも反抗的になってくるからです。

tetraさんだったらどう対応しますか。



あるあるですね。
どうしても各クラスくせのある生徒がいるもんですよね。
そして、授業中に邪魔をしてくると。



1.生徒は何を考えている??

生徒が授業中に私語をしたくなる理由を考えてみましょう。

1 授業が面白くない、興味が無い
2 教師が気に入らない(教師に大事にされていないと感じる)
3 気分が不安定(他の要因でイライラしている)
4 低学力で授業についていけない
5 天狗になっている


まあ、ぶっちゃけて言えば、「どんなことであろうが静かにしておけよ!」って言いたいですよね。
だいたい4が必ずと言っていいほど入っていると思います。

いただいた内容からすると、それに2が原因かなと思ったり。

生徒はもっとヨイショをしてほしい、自分を大切にしてほしいし、他の生徒ばかりに気を取られていないで、と感じているのかもしれません。
この辺りの要因を考えてみると見えてくるものがあると思います。
(授業で邪魔をするのに、ヨイショするのは嫌ですが、相手は子どもですから・・・)





2.反発する生徒を作らない

こんな書き方をすると、、、ちょっと角が立つかもしれませんが、ぼくは質問者さんのような形で注意はしません。
特に2回目の注意は、生徒をイラッとさせます。
生徒が感情的になると、うまくいくものもうまくいかないからです。

この辺は各教師の個性の問題もあると思いますが、ぼくはこういうやり方をするとうまくいかないことを知ったので、やりません。

ぼくはとにかく「反発する生徒を作らない」ことを念頭に置いて指導をします。

ですから、注意をする場合でも、「どうかした?」という形で聞きます。
授業は中断しますが、その生徒がちょっとした疑問があるかもしれないからです。
疑問などがあれば、拾って話を広げます。

集中力がもたない生徒はそれで割に落ち着きます。


問題は、不良生徒ですかね。授業そっちのけで私語をしている場合もありますよね。
その時に、「どうかした?」と聞いても「別に」と返ってくるだけです。
そして、また私語を繰り返すことになりますね。




ので、ここで教師がイライラした対応を取らないことが大事です。

・生徒が私語を始めたらじっと見つめて、気づいたら「楽しそうでいいな」と言ったり
・生徒の会話の一部が聞こえたら「へえ、今、そういうことが流行っているんだ」と言ったり

直球以外のことで話しかけ、注意喚起をしていきます。
こうしたやりとりがいいのは、他の生徒はその様子を面白そうに見ているってことですね。

もしも、ガツンとやれば、教室の空気が殺伐として、他の生徒にもストレスです。
そこを、変化球で攻めてみれば、不思議と笑いも起きて和みます。

仮に生徒に「死ねや!」と言われても、「いやーー、今日は仕事があるからまだ無理」とか言ってみたり。(実際に言われることはありませんが)

ぼくがやっていることは、この繰り返しですね。
感情的にやらないのは、生徒にとって認められている、大事にされている、話を聞いてくれていると感じるんだと思います。
ので、こういう対応をしてからは、生徒から反発はほとんど受けることはなくなりました。





3.個別に話しかけるのがミソ

授業で落ち着かない生徒は、何らかしらの原因があります。
しかも、それは自分で対処できないわけです。

それを生徒に一斉で作業させている時に、フォローにいきます。
私語で注意をした生徒に話しかけに行って

「調子はどう?」「なんかいやなことあった?」「ご飯食べた?」と話しかけるわけです。
時には、「いや、、、今日は眠いんだよね」などと自分の話をしてもいいと思います。


大事なのは、1対1の関係をどう作るかです。
この1対1の関係さえできてしまえば、全体の場でも大きく邪魔をすることはないでしょう。
生徒は「あの先生が言うなら」と考えてくれるようになります。

もしも、特定の生徒から反発を受けるということは、その生徒はあなたのことを認めていないことになり、生徒自身は「あなたから認められていない」と強く感じていると思います。

学年で一番の問題生徒であっても、個別に人間関係ができていると、その教師の前ではおとなしかったり、協力的であったりします。
それができていない教師の前では、横柄なところを出してきます。

人によって態度を変えるのはいかがなものと思いますが、逆に言えば、人によってその生徒への対応の仕方が違うのも事実で、ここに目を向けないといけません。




4.自分のキャラとの問題

ここで書いたのは、ぼくのやり方です。
教師1人1人に個性やキャラがあり、それに合った方法で行うべきです。
同じやり方をしても人によっては「あいつは生徒に媚を売っている」と取られる場合もあります。

大事なのは、生徒が「自分は教師から大切にされている」と感じるかどうか。
いかに自分が有能であって、生徒から人気があったとしても、関係ありません。

問題生徒はそうしたことを過剰に感じ、普通は出さないのに、あえて態度に出してアピールしてきます。
今、起きていることはこれなのかもしれません。




終わりに

いろいろと書きましたが、生徒は問題解決能力が低く、自分の感情を抑えることができません。
その生徒たちを相手に一斉授業することはとっても大変です。
ですから、いろんなことが起こりますが、それでも「子どもだから」と考えて、粘り強くやるしかないかなと。

そして、教師が大事にすべきなのは、1人1人の生徒を大事にすることであり、その生徒たちが「自分は大事にされている」と感じること。

これがないと先には進めない気がします。
生徒を力で押し付けようとしても、一部の生徒には効かず、状況を悪化させるだけです。

違ったやり方を覚えるときなのかもしれません。そうすると、幅広い対応力が身につき、より成長できると思いますよ。

data-matched-content-rows-num="4,1"     data-matched-content-columns-num="2,5"