生徒指導はユーモアだけでは当然戦えません。厳しさも必要です。というのも、 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒指導はユーモアだけでは当然戦えません。厳しさも必要です。というのも、

みなさん、こんにちは。tetraです。


授業中にうるさくて挑発的な生徒をどう指導したらいいですか?という記事を書きました。
ここでちょっと補足をさせてください。

というのも、あの記事は、質問者さんが厳しく生徒を指導できるスキルを持っていた、ということで、変化球も覚えたらいいよという趣旨で書かせてもらったものです。

ここで、勘違いしてほしくないのは、生徒指導 = ユーモア ではないことです。

1つを立てると「それがすべて」と考えてしまってはいけません。
当然ながら、オーソドックスな生徒指導(厳しいやつね)も必要です。
どっちも必要であり、場面によって使い分ける必要があるわけです

今日はこの辺の話をさせてください。



1.厳しい指導に関して

ぼくの記事では、ユーモアで返せ、変化球で返せと強調してあるように思います。
それは、多くの教員が直球で、常に厳しく、生徒にとっては嫌味にネチネチやっていることが多いからです。
ほかの技も覚えようよ、ということで。

じゃあ、そうやって書いているぼくは、どうしているかといえは、厳しくもやっています。

「今は黙っておいて!」「邪魔になっているよ」「そんなにしゃべらないとだめか?」などと、言いたいことは基本的に言います。
いじめのような事態があれば、真剣に指導します。

場面に応じてなんですよね。




2.ユーモアがあろうと、厳しかろうと

生徒指導に何が大事かというと、「生徒のため」という根底が必要です。
そのためには、当然ながら、一貫した指導がないといけません。


「ユーモア」という時に、勘違いされそうなのが、生徒のご機嫌取りをやっているのではないか、ということですが、これは明確に否定しておきます。
常に、だめなものはだめ、これは変わりません。
じゃあ、そのだめなことを伝えるのに、直球がいいか、変化球がいいかは場面に応じて考えるべきです。

繰り返しになりますが、うまくいかない教員はたいてい直球ばかり投げています。ので、変化球はどうですか? という提案をしています。
変化球のメリットは、感情的にもめにくいという点にあります。
その分、指導はマイルドになる傾向があります。




3.教師の指導哲学の問題

実のところ、生徒に響く指導かどうかは、教師が持っている指導哲学しだいです。
ここの部分をきちんとしていれば、直球だろうと、変化球だろうと、あまり問題はありません。

ぼくがうまく行き始めたのは、この哲学的部分がきちんと育てられたから言えます。
根底は「生徒のため」「生徒を大事にする」これらのことを、満たすためにどういう言葉を使い、どう接し、どう行動するかをきちんと磨き上げましょう。
そうすると、うまくいくようになります。

野球で言うなら、体力や筋力のような基礎的な部分ですね。
そうして、基礎ができたなら、直球を投げようが、変化球にしようが、打者には効くわけです。




4.どうしてまどろっこしいのか

ブログを読んでいる人は、「だったら、そのすべてを書いてくれればいいじゃないか」って思われるはずです。
この記事もいらなかったでしょうし。

このブログは個人で運営していて、当然、編集者がいません。
ので、ぼくが感じた部分、必要だと思う部分を強調して書いています。
また、ぼく自身、成長して考え方が変わる部分などもあります。

学校で起きること、生徒の実情なども様々です。


こうしたことをふまえると、1つの記事ですべて網羅というのは難しく、小出し小出しな感じになります。
ですので、2者択一形式ではなく、「あれも、これも同時に成り立つ」と考えて、公開している記事をすべて読んでいただくといいと思います。




終わりに

きちんとした指導哲学が育ってくると、自然と生徒に響くようになります。
「あの先生の話は妙に生徒が聞く」という状況になります。

これは、その教師が生徒から「本当の意味での教師」として尊敬されている証でしょう。
生徒に強要することではなく、生徒があなたに自然と感じることなんです。

こうした成長をしていければ、教師としてずいぶん楽ができるようになります。
そのためには、日夜、悪戦苦闘しながらやっていくしかありません。
仕事ってどこでもそうですからね。

ということで、補足です。質問ではなく、ここを補足して欲しいでもかまいませんので、何かあれば質問箱使ってみてくださいね。