日々の実践で気をつけるといいことは何ですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

日々の実践で気をつけるといいことは何ですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回はこのような質問です。

教師力を高めないといけないと日々思っています。いろんな教科の授業を見させてもらい、特に生徒指導力のある先生の実践を参考にしていこうとしています。
参観してわかったことは生徒に求めているレベル感覚が一番違っている気がします。
一歩ずつでも半歩ずつでも前進していきたいのですが、日々何を意識して実践していくといいでしょうか?


生徒指導力のある先生の授業を見る機会を作っているところがすばらしいですね。
駆け出しのうちは特に、他の先生を真似ることから入るといいと思います。



クラブ活動をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
なぜ、全国大会にいけるとチームと、そうではないチームがあるのでしょうか。
これは、質問者さんが看破されているように、生徒への要求水準の差ですね。

たらたら走っていても何も言わないなら、生徒はそこまでしか力を出しません。
それを鬼のように必死に走らせるのが、強いチームの監督でしょうね。

この考え方を応用すると、教師として、生徒に求める水準を高くする、と質問者さんの話に収束します。





さて、この水準のことですが、ここが大きく違うから生徒の教師への態度が変わります。
できる教師ほど、生徒に要求しています。

で、差が出るのは、自分はこのくらいして来たから、生徒にもこの辺でいいやと考えるわけです。
となると、生徒はそこよりも低い部分を着地点に設定してしまいます。
この基準を意識的に高くすればいいだけの話ですが、難しいのが、自分もやりもしなかったことを生徒に求め続けるのは、教師自身が慣れないし、忘れるし、心苦しいし、まあいいかと気持ちが揺さぶられる点です。


ですので、いつの間にか自分の普通が、求める基準となり、生徒はそこより低くなり、もともとの基準が低い人は、生徒が荒れるわけです。

人間性が大事と言っているのは、ここなんです。
教師の人間性が高いと、それが基準になり、生徒も自然と人間性が高くなります。
そうすると、荒れにくくなります。

授業に力を入れている方は、自然と生徒が意識する、読み取る基準が高くなるので、自然と意欲もかき立てられます。




すべての基準を高くするなら、自分のレベルも高くないと難しいわけです。
だから、名監督にはその道での経験豊富な方が多いわけで、教師としては経験豊富さや懐の深さ、思慮深さがいるわけですね

慣れも入りますし、自分が専門家としての修行もいるし、とにかく、簡単に良い教師になんてなれないってことです。
人生経験を積みましょう、いろんな考え方を身につけましょう、読書しましょうというのもここに通じていきます。


逆に通じない人というのは、周囲が困っている・反発しているのに「自分が正しい」としてやり方を曲げない人、変にこだわりすぎている人、要領の悪い人などは難しいでしょうね。
周囲が認めてくれるような人になること、そう目指すこと、これも大事な要素です。




と、書いているとまとまらない話になっていきますので、まとめに入ります。

日々の実践の中で意識するといいと思うのは、「嫌だな」「非効率」「無駄」というものをなくすように心がけていき、「楽しい」「楽」「快適」「居心地がいい」「落ち着く」といったものがあふれるようにしていくことです。

学級で何か嫌なことがあれば、問題に対処した後に「次はどうしたら起こらないか」を考え、注意喚起するなり、システムづくりするなりをしていきます。
その積み重ねが教師力となるはずです。
うまくいく教師はこれができています。

通用しない人は、とにかくいつも「自分ありき」で、極論すれば、ただ単に「自己中」であると言ってもいいかもしれません。