しつこい暴言のことを聞いて思うこと。その対処方法とは | t-labo(中学校教師の支援サイト)

しつこい暴言のことを聞いて思うこと。その対処方法とは

みなさん、こんにちは。tetraです。

生徒の暴言に関する質問が多くて、自分自身があまりイメージできなかったので、どなたか、「しつこい暴言」というものを教えてくださいを書きました。

そうして、複数の方々から例をいただきありがとうございました。
最初は「死ね!」とか書いてあったので、かなりストレートな文句を付ける人だなと思いましたが、しつこい暴言の例だとわかり、安心しました。

さて、このしつこい暴言の例を見ながら、思ったことは、教師と生徒の関係が全然だめなんだな、ということです。
今回はこのことについて書きます。



しつこい暴言があるということは、教師と生徒の人間関係ができていない、対立していると捉えましょう。
教師(教師集団)の関わり方がまずいということです。
もちろん、生徒や地域のせいにしてもいいですが、根本の問題は解決しません。

「あんなだめな生徒なのに、人間関係なんて作れるわけ無い」と言われる方もいます。
でも、その生徒だって、信頼できる大人や仲の良い大人はいるわけですよ。
そこにその教師が入っていない、入ろうとしない、入れないだけです。




どうすれば仲良く慣れるか、を考えましょう。もしくは、「意中の相手をどうやったら落とせるか」と言い換えてもいいと思います。
このくらい策を練るべきだし、相手の出方やご機嫌を伺う必要もあります。

うまくいかないケースの多くは「相手は生徒だから」となめて、下に見て、教師が自分勝手に関わろうとしているケースではないでしょうか。
問題行動を起こす生徒は、基本的に自己中ですから、こちらが合わせて上げる必要があります。

(この合わせると書くと、「迎合するのか」と捉える人がいますが、違います。
迎合なんてやったらだめ。崩壊する学級の担任がやることです。)


生徒から見た時に、あなた自身が「大事な存在」とならなければいけません。






どうしたらいいかを考えましょう。
最低限でも、「自分からその生徒を大事にする」ことをしないと無理ですよね。

うまく関係を作れない教師は、生徒に嫌悪感、憎しみをいだきながら嫌々対応していることが相手にバレているんですよね。
だから、生徒は「こいつ嘘くさっ」って思うわけです。


あと、生徒のためを思ってと指導をするわけですから、この生徒のためというのが一体何なのかを考えましょう。

基本的には、指導などは教師のためにも、生徒のためにもなるものです。
ですから、迎合すれば教師の損、ガンガンやり込めれば生徒の損となり、いい指導とはいえません。
お互いに納得がいくラインを考えるべきです。



で、うまくいかないのは、どうしてかというと、今まで述べていたようなスタンスで生徒と関われないからだと思います。
通常の生徒は割に教師に合わせてくれます。
「おれってうまくできるじゃん」と過信する原因ですね。




でも、手強い問題生徒が現れると一気に通用しなくなって、「あいつがおかしい」「地域がおかしい」となってしまいます。
そこに輪をかけるように、学年団の教員が同じように考えると全くうまく行かなくなります。


あなたの指導は荒れた学校では通用しないとコメントをいただくことがありますが、ぼくは通用すると考えています。
きっと、そうやって指摘する方は「力で抑える必要がある」と考えているのだと思います。

でも、問題を起こす生徒ほど社会スキルなどが低く幼いわけで、こちらが生徒を大事にするスタンスで関わるから、うまく成長していけるのです。むしろ、この考え方こそ、荒れた学校に必要です。
力で抑えるときには、生徒との対立が起こりますから、教員と生徒の力関係や迎合する教師の数といったもので、いつもいつもうまくいくとは限りません。

だめなときは悲惨ですよ???






そもそも、荒れた学校でもなんとかなるのは、最後は教師と生徒の人間関係があるからですよね。
支えている根底はここにあるのですから、各教員が「生徒を大事にする」スタンスを持てたら、一気に学校は変われるんです。

相手は子どもだからこそ、ちょっとしたことは許すことのできる包容力がいるし、育てていくんだという決意もいります。
ちょっとうまくいかない、ちょっと反発されたからといって、やけになってはいけません。

生徒は教師から大事にされていると感じるから、暴言なんて吐かなくなります。そう感じていない、むしろ「教師から嫌われている」「嫌がられている」と感じるからこそ、攻撃的に暴言をしつこく浴びせてくるのです。


長くなったので、この辺にしますが、おそらく「生徒を大事にする」と書いたのを、「生徒に迎合する」と読み替える人もいると思うので、後日記事にします。