高校の教員ですが、先輩からのアドバイスに疑問を感じています | t-labo(中学校教師の支援サイト)

高校の教員ですが、先輩からのアドバイスに疑問を感じています

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は高校の教員の方からいただきました。

新規採用4年目が終わる者です。中学の内申が23くらいの生徒が入学する高校で勤務しています。
1つの学年を3年間持ち上がりで担任をしましたが、私に力量がなく、生徒たちと大きな心の溝ができたまま卒業させてしまいました。

担任をしていたときはたくさんの先生から以下のような指導をいただいたのですが、どうしても心にしこりができてしまい指導された通りにできません。ちょっと内容をご覧ください。

・生徒の心をつかむことが大切だから、お笑い芸人のネタや雑談に授業時間の半分以上を費やしなさい。
・生徒に「この先生に見捨てられたくない」と思わせることが大事だから、生徒が悪いことをしたら何回謝りにきても追い返し続けなさい。
・授業中に生徒が悪いことをしたら見せしめにしなさい。

・部活で悪いことをする生徒がいたら、二度と同じことをしないように連帯責任を他の生徒にもとらせなさい。
・体罰をしても、それを体罰と言わせないキャラ作りが大切です。
・この子たちに勉強は大事ではない。とにかく部活だ。部活の始めから終わりまで張り付いていなさい。

このような指導をしないから私は成長できないのだと言われます。 私自身が変わらないといけないのは百も承知です。ですが、本当にこのような指導をすることが生徒らにとっても、私の成長にとっても良いことなのでしょうか?とても受け入れがたく、苦しいです。他の担任の先生はこのようなやり方で生徒の心を掴み、信頼もされてはいますが、全クラスぐちゃぐちゃでした。


率直な感想を書きますと、

「義務教育じゃないってうらやましいな。そんなことをしても許されるのか」と。

感覚的には「もう好きにすればいいじゃない?」と思っちゃいますね。
勝手なイメージですけども、高校はだめな生徒は退学にできたり、留年なんてできますしね。


すんません・・・。率直な感想です。
高校の生徒指導と比べると、中学校の生徒指導なんて「両手足を縛られたもの」なんですよね。

失礼な部分があるかもしれません。ご容赦ください。



1.リーダー不在の生徒たち

内申が23,というのは、各教科の成績が5段階で「2や3」ということでしょうか。
1や2じゃないだけましかなと思います。

どんな生徒たちなのかはだいたい想像できます。
公立の中学校において、クラスのリーダーは4とか取る生徒ですから、2や3の生徒たちではリーダー不在の状態でしょうね。
また、勉強に対する意欲も低いし、家で勉強なんてしないでしょう。

授業中に黙ってノートを取って提出物を出していた程度の生徒が3がつくくらいでしょうか
2がつくのは、落ち着きがなかったり、不真面目だったり、提出物がいい加減。

という感じで、そんな生徒をより集めたら、とっても大変だということは想像つきます。
こうした状況の生徒をどうまとめるかということですね。
(ただ、中学校とは、精神発達が進んでますし、彼らの義務教育ではないことを理解している分、かなり指導をやりやすいと思います)



2.学校の文化に合わせるのも手

先輩教員のアドバイスは、、、正直、笑ってしまいます。
ひどいですね。
それしかいえません。

が、それが学校の文化であり、その生徒たちは代々その文化の中で、そう調教されてきたと考えると、文化に合わせるのは手です。
みんな「そんなもの」だという認識で受け止めてくれるでしょう。

ただ、手法的には学校として絶対によくなりませんし、良い生徒が入学してくれることもそうないでしょうね。
ですので、あくまでも「場当たり的な対応」にしか見えません。

おそらく、組織力も弱いですね。
苦労するのは当たり前だと思います。


3.授業の意識改革から

ぼくだったら、授業を変えることからやりますかね。
雑談ばかりしていても、仕方ないし、乱れる元です。

彼ら彼女らがわかる、ちょっとでも「知的な面白さ」がわかるように教材を用意したり、実感できるものを用意します。
そうしたことをやって「あの先生はちょっと違う」という感じを出しますかね。

というのも、授業は教師の個性や能力が色濃く出せるところですから、そのインパクトや影響力はとても大きいのです。
授業がうまく回りだすと、学級経営も変わってくるでしょう。

とにかく、どこかの場面で生徒の教師を見る目を変えないといけません。





4.あくまでも人間道

中学校は懲罰的なことが許されていませんから、人間道まっしぐらという感じです。
が、やってみると、「これほど有効なものはない」と思えるくらい強力です。

懲罰的な指導は、たしかにその場的な威力はあるのかもしれませんが、長期的に見るとマイナスの効果しかないように思います。
だからこそ、自分なら一人ひとりの生徒を大事することをおすすめしますし、実践します。

ちなみに、質問者さんが具体例としてあげたものに関しては、例えば、

・生徒に「この先生に見捨てられたくない」と思わせることが大事だから、生徒が悪いことをしたら何回謝りにきても追い返し続けなさい。
 → きちんと話をして生徒のことを評価する。追い返しはしない。生徒が問題行動を起こしても、繰り返し励ましの言葉をかけて「この先生にお世話になっている」と感じさせる。

・授業中に生徒が悪いことをしたら見せしめにしなさい。
 → いいんじゃないでしょうか

・部活で悪いことをする生徒がいたら、二度と同じことをしないように連帯責任を他の生徒にもとらせなさい。
 → 問題を起こすとどうなるか、クラブとしてどんな不具合が起こるか理解させる。(マナーが悪いと対外試合に連れていけない)
繰り返すことがあれば、クラブとしてどう秩序を作り、みんなでちゃんとした活動ができるかを考えさせ、実践させる(心が生長するように。マナーが身につくように)

・体罰をしても、それを体罰と言わせないキャラ作りが大切です。
 → 言葉で伝えるようにします

・この子たちに勉強は大事ではない。とにかく部活だ。部活の始めから終わりまで張り付いていなさい。
 → 勉強が苦手なら別の道があるから、部活は大事というのはありだと思います。部活を通じて何かを一生懸命やる大切や達成感などを味あわせて、人間的成長につなげていく


という感じですかね。
生徒を育てるという視点を入れないと、現状は変わらないと思います。
あと、もともとは勉強が苦手な生徒ですから、勉強を頑張ることよりも、勉強以外の道を見つけるほうがいいのかなと思います。