生徒指導部の力を借りるのはどの場面ですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒指導部の力を借りるのはどの場面ですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、注意を受けたんですが、適切だったと思えません。どう思いますか?の返答をいただきました。

こんにちは。【不要物の持ち込み】についてご回答ありがとうございます。私なりに対応方法を考えてみたので、これについてご意見をお聞かせください。

・前回の女子生徒は以前にもアクセサリを付けていたのを見ているので常習者である
・授業中の指導に関しては、その場は外させて、デート後に預かる約束をして指導をする
・例外を認めると「以前は認めてくれたのに」とルールが崩れることになる

あと、先生によっては「指導に従わない生徒を段階を上げて指導するための組織が生徒指導部なんだから、生徒指導部に連れて行くのは間違いではないよ」と言われる方もみえます。
私は指導に従わない生徒に対して、生徒指導部やら学年主任の名を出して半分脅すような「虎の威を借る狐状態」の指導ってどうなんだろうという思いもあります。指導に従わない生徒への対応はどうすべきでしょうか。また、生徒指導部の力を借りるべき事態とはどのような事態だと思われますか?


ということです。

前回も迷ったんですが、、、これは中学生か、高校生か、どっちなんでしょうかね。
生徒指導部に連れて行くくだりを考えると高校生のような気がします。
また中学校は生徒指導部が機能する事例はほとんどみたことがないんですよね。と考えるとやはり高校か。

高校であれば指導が難しければ、即生徒指導部ってことがありうるって思うんですよね。(高校のことは知らない)
うちの場合、即生徒指導部という自体が成り立たないんですよね。

・・・と迷いながらの記事でしたが、中学校という立場で書いてみます。
高校なら義務教育ではないので、何でもありかと思います。



1.女子生徒の件

例の女子生徒ですが、例外を認めればたしかに「前は・・・」と言うことを持ち出すかもしれません。
なので『約束』という形にして『約束をしたけど、君は破った。だからもう例外はない』とでも言えばいいような気がします。

生徒指導に関しては、決められた基準に対して例外は往々にして発生します。
買い食いをしたとしても、クレーマーの保護者が食い下がれば合法となります。
そんなものです。警察のような法的根拠なんてないのです。

ですので、完全に見逃すわけでもないので、信頼関係で成り立つというのは大事なことかなと思います。
約束を守れるようであれば、他の場面でも指導がやりやすくなります。

生徒の主張に譲歩できないのであれば、生徒もこちらの指導に譲歩してくれなくなることもあり、どこかの瞬間に糸の切れた凧のように、一気に問題行動が悪化することがあります。
そうなれば手がつけられません。
「先生は話を聞いてくれない。なんでもかんでも決めつける」って。

この微妙なさじ加減があります。



うまくいかない教員は、生徒指導の力がなく話術も下手なのに、原理原則を強調してしまい、生徒の反発を買い生徒に嫌われてにっちもさっちもいかなくなります。
生徒からすると、教師は自分の話を聞かずに押し付けてくるとなるわけですね。

生徒が言うことを聞いてくれなくても、こちらは逮捕できるわけでもないんです。
ので、手足を縛られた状態で指導と言うことが言われるわけですね。
生徒に貸しを作るようにしていかないといけません。


という感じでしょうか。質問者さんが考えられているようなやり方でいいと思います。
あとは、前後の指導に整合性が取れるとか、抜け道を作らせないことが大事になると思います。


2.生徒指導部の力を借りる場面はいつか

上に書いたように、生徒指導部という単位で機能はしないので、「学年主任」「生徒指導部長」と読み替えて書きます。
生徒指導の際に、自分がうまくできないから学年主任などに任せたら、おしまいなんです。

生徒からすると「あ、こいつ逃げた」となるわけで、自分で力量がないと言っているようなもの。
これをやったら、どの生徒も自分の言うことを聞いてくれなくなると思ったほうがいいです。
指導が難しくなるだろうと予想されるときには、学年主任と2人で指導する、これが大事です。

基本的には問題の大きさで出てくる人物が違うイメージですね。担任はすべて関わります。

1.ほんの些細な生徒指導 → 担任(該当教員)
2.複数の生徒が絡むなどある程度の規模の生徒指導 → +学年主任
3.大きな生徒指導 → +生徒指導部長
4.いじめなどとても甚大なもの → +管理職


という感じでしょうか。
アクセサリの指導は1ですね。
ですので、いきなり生徒指導部となると、すごくおおげさであり、逃げたと感じます。





生徒指導の力がない教師は、虎の威を借りないとうまくいかないと考えるからそうなるんですが、逃げている間は成長もないので、一生、生徒からなめられる教員人生になります。


もしも、生徒が指導に従わないのなら、、、。

ひたすら粘る。それでもだめなら、学年主任に相談し、アイディアをもらって再挑戦して落とし所を見つける。
次回の指導に関しては、これまた粘る。もしくは、学年主任も同行して指導をする。(段階を上げていく形)

という感じでしょうか。

粘らないから生徒指導の力も上がらないし、生徒に信頼されなくなる。。。ここを理解しておきましょう。
生徒にかけた時間が、信頼の強さにつながっていくと思うんですよね。
いくら反発されたとしても粘っていれば、生徒も「この先生は自分のためにここまでやってくれるんだ」となるわけですよね。