ものがなくなる事件がありました。どういう対応をすればよかったでしょうか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

ものがなくなる事件がありました。どういう対応をすればよかったでしょうか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

こんにちは。いつも楽しく記事を拝見させていただいています。
以前、同じ学年団のクラスで陰湿な嫌がらせがありました。女子生徒が自分の椅子にかけておいた衣類を誰かが女子トイレの便器の中に突っ込んだのです。そのことを知った本人は大泣き。
学年団としては、そのときその生徒とケンカをしていた男子生徒があやしいとにらんでいましたが、証拠がないため女子生徒が泣き寝入りする状態でした。他には登校したらスリッパがなくなっていた生徒がいて、結局、被害生徒が再購入することになりました。被害生徒が大変心苦しく、なんとかしてあげたかったと思います。どのような手を打てば良かったのでしょうか?


ということです。
ものがなくなる、いたずらされるのはありますね・・・。とても陰湿で許せない行為です。
そして、、、犯人が見つからないケースが多くて、、、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますね。



僕自身も経験がありますが、クラスでものがなくなる、お金がなくなる、教科書が破られる、といったことが頻発したことがありました。
犯人は、病的な窃盗癖のある生徒でした。

一番のポイントは、犯人の他に見ている生徒が案外いるってことです。
その生徒からの情報が得られれば決め手となりますが、いわゆるチクリですから、よっぽど教員との信頼関係がないと無理です。

そのときに犯人がわかったのは、知っていた生徒が逃亡癖があって、その生徒のことをよく面倒を見ていたんです。
そうすると「私、見たよ」と、教えてくれました。事件から1ヶ月以上経っていましたが、そこから解決に一気に向かいました。
問題が解決するかどうかは、実は担任と生徒との信頼関係だなと思う部分が多くあります。

だからといってすべてが解決するわけではありません。



さてさて、質問の件に。

物がなくなったときには、アンケート調査、学年集会はセットで行うべきものです。
安心して生活できない事案が起きているわけで、生徒に知らせる必要がありますし、情報提供を呼びかけます。
なにより、こうしためんどくさいことを行うことで、不法行為をした犯人に対する怒りを持たせる狙いがあります。

許せないことが起きたわけですから、学年全体で許せない、という思いを共有するわけですね。
ですから、その集会のときには学年主任は「許せない」という怒りの気持ちを生徒にぶつける必要があると思います。

こうした対応を即決即断で行わないと、保護者から「学校は対応してくれてない」とお怒りをいただきます。


あとは、犯行時間を推定して、各教員がクラスの意外な生徒たちに聞いていくことですね。
これで思わぬ情報が得られることは多いですね。
とにかく、教員が動いていると犯人にプレッシャーを与えることです。
それと、こうした動きをしていると、保護者にも「ここまでやってもらってありがたい」と言ってもらえます。


↑打算的な言い方になってしまいましたが、保護者との信頼関係に関しては、その生徒に対してどれだけの汗をかいたかなんです。
問題が起これば即生徒指導で動くことも汗。(動かないのは汗をかかない、つまり、保護者との関係は悪化)




ということをやって、犯人が見つかればいいんですが、、、、。見つからないことは多い。
見つからなければ、学校としての対策を講じる必要があって、教室を無人にするときには施錠する、ものを持って帰らせる、といった対処が必要です。
生徒も不便するわけですから、その後はこの手の事件はなかなか起きなくなります。


・・・・犯人がわかるかどうかは、わからないけれど、そうしたことを契機に、起こらない意識づくりはできます。
もう少し言うなら、起こる前から意識づくりをしておきたいわけですね。
何かあれば、学年集会、生徒指導の徹底など。


あと、怪しい生徒がいる場合は、、、その生徒を犯人に仕立て上げてはいけないし、「お前がやったんか?」などと聞いてはいけません。
怪しいと思う生徒の周囲の生徒に聞き込みをするだけです。





もやもやは残ります。
でも、、、教師側がきちんと対応をしていけば、保護者の方も納得をしてもらえます。
こうしたトラブルは社会に出ても起こることですから、学校で何も起こらないことはありえないことも保護者は理解しています。

ただ、その時の学校側の対応なんです。
それによって、生徒の教師に対する見方も変わる。
この部分をきちんと理解しておきましょう。

できる教師というのは、問題が起こるごとに生徒からの信頼が厚くなるんです。