一生懸命やっているのに、口先だけと言われるのは心外です。この場合どうしますか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

一生懸命やっているのに、口先だけと言われるのは心外です。この場合どうしますか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、ゴリ押しする生徒をどうしたら良いでしょうか?に回答に対するものです。

「口先だけの注意が横行する」この言葉がとても気になりました。

例えばシャツだしをしている生徒がいたとします。
教師「シャツがでているよ」
生徒「は?」
教師「入れてごらん」
生徒「・・・・」無視して逃げていく
教師「待て」

清掃の時
清掃せずにしゃべってやらない生徒がいます。
教師「だまって清掃しなさい」
生徒「しゃべってねえし」
教師「声が聞こえたよ」
生徒「うるせえ」といってあとはなにもしない。
教師「清掃しなさい」
生徒「・・・・」無視・・・。

これは一例ですが・・・。結果的に口先だけの指導と言われるととても残念です。無理矢理腕をつかんだりしてさせるというのも体罰とか言われ難しい面もあります。これを言うと生徒との人間関係の問題とも言われます。人間関係が出来る前にこうしたことが起こります。どうされますか?

 

ということです。
表現が悪かった点は申し訳なかったです。質問者さんのことを攻撃している意図はないです。
ただ、、、そうやって「私は仕事をしましたよ」とごまかす人が多いのが現実と言いたいわけです。

今回も厳しいことを書いてしまいます。毎回申し訳ないのですが、まずは現実を知ること、それを受け止めて自分の行動を変えることを心がけてみてください。
こいつの話はムカつく!という方は以下はご遠慮ください。



2つの例をいただいたのですが、シャツや掃除の件で他の教師から「先生はきちんと生徒を指導してください!」と注意をされたらどうしますか?

『ちゃんと指導しました』と言うか、『すいません』と謝ってそれ以上言わせないようにするか・・・。
どちらにしても、指導できていない現実は変わりません。

そもそも指導とは何でしょうか?
当たり前のこと言って生徒に反発されて終わってもそれは指導なんでしょうか??



例えば、

製菓店で働いているとして、店長から「新作プリンはどうなっている?」と催促されているとしましょう。
あなた(読者さん)は一生懸命、砂糖ではなくて塩を入れてプリンを作るので、その度にとてもおいしくないプリンを作ってしまいます。
店長には「ちゃんとやっているんです!」と言います。

それでも、あなたは延々と塩を使い続け、それを見かねた店長が「砂糖を使わないとだめだよ」と教えてくれるんですが、あなたは、「ちゃんと改良しています!」「ちゃんとやっています!」「こうやっているのになぜ評価してくれないんですか?」と言い始めます。
そして、塩を使って延々とプリンを使い続けて、「甘くならないプリンが悪い!」と言い始める。


店長のアドバイスを聞かずに、延々と塩を使い続けてプリンをだめにし続ける店員をあなたはどのように評価しますか??
もしかして、それでも作り続ければ画期的なプリンができる!!なんて考えていませんか??


「店長=同僚、学年主任」「あなた=教師」「プリン=生徒」「塩=だめな言葉かけ」「砂糖=良い言葉かけ」と考えてみてください。


塩を使ってプリンを作り続ける教員がいかに多いか。
そして、塩を使って「ちゃんとやりましたよ」とごまかしに走るようになります。
それを口先だけの指導と表現しています。


例をいただいたのですが、これは塩ですか? 砂糖ですか??




効果がないなら塩です。

文章から察すると、「生徒が悪い」「生徒がだめだから」「生徒は教師のいうことを聞くべき」という価値観が根底にあるように思います。
生徒がだめなのに、周囲の教師はなぜ自分を責めるんだ!責められるべきは生徒だろ!! とも聞こえます。

ぼくはこの様子を見て、塩を延々と使って「甘くならないプリンが悪い! 店長はなぜ俺のせいにするんだ!」と癇癪を起こしているようにも思えます。
見逃さないように努力しているというのはわかります。それを否定しているわけではありません。


人間関係ができていないのに、人間関係ができる前に、といいますが、じゃあ、なぜそのタイミングで作ろうとしないのか・・・。
むしろ、あえて壊すような発言をするのか。。。
いつまで待ったら人間関係を作ろうとしますか?

そもそも、、、どうやって人間関係をつくるんですか??
生徒がいい子にしていたら? 向こうがこちらのご機嫌取りをしてきたら??
そんな日は永久に来ないとしても、いつまでたっても「人間関係ができていないのに!!」と憤慨するのでしょうか。





頂いた例を考えてみると、

「見知らぬ通行人に対して、歩くのが遅いんじゃ!!もっと早く歩け!!」と急に言っているようなものかもしれません。
その通行人はきっとあなたにいい印象は持たないでしょう。
どうやったら人間関係は築けるでしょうか??

きっと挨拶から入り、相手のことを褒めたり、相手の話を聞いたりするところから入るでしょう。
そうしたことを問題行動が起きる前にやっておく事はできるでしょう。
また、担任や授業での関わりがあるはずですから、そのときに、その生徒ではなくて他の生徒、学級丸ごとでいいからほめることで人間関係はできていきます。


厳しいことを書いていますが、

「人間関係ができていないから」とか「向こうがそういう関係を作ろうとしないから」といった言葉もただの言い訳でしかないということです。
生徒が悪いというスタンスから来る逃げの言葉です。
ここの部分ははっきりさせておかないといけません。





なぜ、厳しいことを書くかというと、うまくいかない教師は常に今回書いたようなパターンであり、同じことをずっとやっているからです。
生徒の気持ちを考えていない、相手のことがまず頭にない、だからうまくいきません。

うまくいく人は、人間関係ができていないから、という言い訳はせずに、この瞬間からうまく人間関係を作ろうと働き始めます。
言葉掛けがうまくいかないなら違う言葉掛けをします。
生徒がだめだから、と逃げません。


掃除の指導を例に取れば、「だまって清掃しなさい」と喧嘩を売るからうまくいかないわけですね。
しかも、、、人間関係ができていないと豪語するのに、なぜいきなり喧嘩を売るのでしょうか?
そりゃ生徒も怒るでしょう。

まずい関わりだと思いませんか??

もしも、人間関係がないなら、「ここが汚いからちょっとここをほうきで掃いてくれないかな?」とかでもいいわけですし、うまくやってくれれば「ありがとう、助かるわ」と肯定的な関わりができます。
その生徒と雑談から入ってもいいわけで、その途中にでも「ところで、今何やってんの??」と掃除の方に話を向けてもいいわけですよね。

生徒との関わりを「怒り」から入るのは相当にまずいでしょう。
生徒と人間関係ができていない、というよりも、生徒との人間関係を自分からあえて悪くしているから、生徒が反発して言うことを聞いてくれない状況なのだと思います。

「人間関係ができる前」ではなくて、「人間関係を壊した後」の関わりの例だと思います。


教師自身が生徒を否定しまくっているので、この関係をいい方向に戻したいのであれば、まずは相手をきちんと認めること、場合によっては謝ること、相手の話を聞くこと、そうしたことをまずはやっていくことをおすすめします。
何かを指導する時にも、まずちょっとした話題で相手と話をしたあとに、本題を切り出すなどすると相手も割に応じてくれます。

心理学の「フット・イン・ザ・ドア」ですね。





かなり長くダメ出しのような文章になってしまいましたが、目的としては、

・文章を読んで、うまくいかない現状を振り返ってみましょう
・怒ることから入る関わりはNGだと理解しましょう
・違う話題などから肯定的なイエスを積み上げて本題に入るなど仕掛けを考えましょう
・人間関係ができていなは言い訳にすぎず、今この瞬間から作ることを意識しましょう


ということです。