生徒が全く言うことを聞かない現状を打破するにはどうしたらいいですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒が全く言うことを聞かない現状を打破するにはどうしたらいいですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

どうやったら人間関係は築けるでしょうか?? きっと挨拶から入り、相手のことを褒めたり、相手の話を聞いたりするところから入るでしょう。そうしたことを問題行動が起きる前にやっておく事はできるでしょう。この言葉はなるほどと思いました。

ただ上記のことを続けてもなかなかうまくいかないばかりかいろいろ人によって態度を変え、自分勝手なことを繰り返す生徒がいて、結果生徒指導で苦労しています。もちろん生徒を悪くいっても始まりませんが、だめなことはだめという一歩も引かない態度で対応しないとエスカレートする一方だと思います。こんな状態でできることって何かありますか?

 

ということです。



厳しいことを言ってしまえば、生徒との人間関係がうまくできないと慢性的に困っているのは、そもそも「人間関係を作るのが苦手」なわけですから、教師という職業を選んだのが間違いでしょう。

全否定ですか・・・憤慨されるかもしれませんが、

人間関係が得意な人がいる中で、あなたはそれが苦手である、という事実はしっかりと受け入れないといけないし、

苦手なことを人並にできるようになるために、努力を意識的にしていかないといけない

ということです。
まずは現状をしっかりと分析して、どうすればいいのかを考えることが必要です。
ただなんとなく教師をやっていては、うまくいかないんです。

うまくいくのは、そういった人間関係のスキル、コミュニケーションのスキルが得意な人。
人の得手不得手はあるのが現実で、それをうまく活かせているから、教師としてうまく機能しています。
そうした強みを活かせない場合は、「生徒と全然うまくいかない」現実が待っているだけです。


勘違いしてほしくないのは、ダメ出しがしたいから、ではなくて、「現実がそういうものだから」なのです。
あなたかどれだけ「俺はがんばっているんだ!」と言っても世界は変わりません。
そうやって主張して慰めてくれるのは、我々が行っている義務教育だけです。



さて、


質問者さんは、言うことを聞かない生徒には強硬な手段で出る、というのが基本戦略のようですね。

例えば、質問者さんが生徒とうまくいかない現状に対して、学年主任が同じように「言うことを聞かない教師には強硬な手段に出る」タイプだったら、どうでしょうか。
きっと、「おい、ちゃんとしろや!」「無視か!」「いい加減にせえよ!」と日々言われるでしょう。

うれしいですか?
学年主任と飲みに行きたいですか??


きっと「死んでも嫌!」というでしょう。
それを・・・生徒にやっているわけです。
生徒は「お前の言うことなんて死んでも聞くか!」って思っているかもしれません。


人は感情的になると、正しいことでさえ守ろうとしませんから、今の生徒指導はまさにそうでしょう。
自分が嫌った相手をどうやって好きになるかを考えてみてください。
相当に難しいでしょう。

言ってしまえば、、、、生徒との関係は完全に壊れてしまって、現状ではもう修復困難なレベルです。
今年度の浮上は難しいかもしれません。
ということを、日々、無自覚にやり続けていた罪は重いわけですね。





救いのない話で申し訳ないのですが、それほどまでに、「言うことを聞かないと強硬手段」というのはリスクが高いわけです。
叩いて育てる保護者のようなもんですよ。

現状として、やりようはないというか、今の延長線でやっていくしかないと思うので、ここではちょっと違う話を。


話を少し戻して、

もしも、学年主任が「大変だったね。いつでも話を聞くから。力になるよ」と言われると、きっと、『この人はなんていい人なんだ。頼りになる』とか思いますよね。
好印象なはずです。
それを生徒にするとうまくいく、ということ。

もっと言うと、こういう発言ができる人は「徳の高い人」であり、そういう人間に対して人はなかなか攻撃的になれません。
非暴力運動を行ったガンジーに多くの支持者がついたのも徳のおかげでしょう。
(徳でも、器でも、懐でもなんでもいいです)


奪う・独占するのではなく、分かち合う、この精神。
人を優劣で見るのではなく、いいところを見る、個性を認める。

あなた自身の徳の高さはどうでしょう。




生徒に通用しないのは、、、徳の低い「尊敬に値しない人間」であることも原因だと思います。
徳の高い人間から出る言葉には、とても説得力の高い言葉が出ます。
感情的になっていた生徒もハッとして冷静さを取り戻します。


自分で本当に驚いたことがあって、

校長が学校の目の前のところにアジサイを植栽して、1ヶ月もしないうちに荒らされてしまいました。
そして、全校集会のときに「アジサイが何者かによって荒らされてしまいました」と言うわけですね。

このあと校長はなんと言ったと思いますか??





「緑であふれる環境にしたいから、誰か家にあったら持ってきてくれないだろうか」と言ったんです。
本当に驚きましたね。
大抵は「犯人は絶対に許さない!」とか「こういうことは絶対してはいけない!」と怒り口調で言うでしょう。

でも、出てきたのは違ったんです。
犯人は校外だから誰かはわかりません。生徒の可能性は十分あります。

その場はしーんと静まり返り、教師も生徒もただただ聞き入っていました。
本当に人として素晴らしい人だなと思いました。
その後はアジサイは植栽されて、荒らされることもなかったです。


徳の高い人から出てくる言葉はそれだけで説得力がある。
ここに尽きます。




ですから、いくら生徒指導のスキル、裏技、マニュアルを読み込んだとしても、薄っぺらい言葉しか出てこない可能性はあります。
むしろ、今苦しい思いをしているからこそ、色んな人の苦しみを理解できるわけですから、それを恨み節ではない方向で出せばいいんですが。

もしも、本気で現状を変えたいと思うのであれば、1週間に2冊以上本を読みましょう。
そうして、他人の考えをどんどん吸収して、徳を高くしていくしかないでしょう。


本気で、といったのは、実は、、、多くの人が「困った」といいつつも、現状を変えたくない、現状に安住したいと思っているんです。
だから、、、悩みはなくならないし、現実もうまくいかない。
だけど、心の安定は実はあるという、、、矛盾に満ちた状況にいます。


現状を変えたいなら、現状を打破する勇気をもち、行動を起こすことです。
もしも、そうしたくないのであれは、毎年苦しんでください。
不平不満を言いながら教師をやるのがいきがいだと感じているんでしょう。

今後うまくいくようになるとしたら、もう読書にふけて自分の徳の高さを磨くくらいしかないと思います。