いじめはどうやって指導するのでしょうか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

いじめはどうやって指導するのでしょうか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

教員志望者ですが、質問よろしいでしょうか。
現在は学生で、採用試験を受けている身です。記事の方を拝見させていただき、共感できる点が多数ありましたので、質問させていただきたいです。以下質問です。

私自身、中学時代にいじめを受けていました。しかし、それを担任や親に相談したことはなく、三年間耐えて卒業しました。 そこで、もし担任(担任でなくともいいのですが)としていじめの存在に気づいたときに、誰に対してどのように指導すべきなのでしょうか? 自分自身いじめを解決ではなく、忍耐でやりすごしてきたので、どうすればいじめを解決できるか分かりません」
長文になり申し訳ありませんが、回答いただけると幸いです。


ということです。
耐え忍ぶというのは、、、本当に辛いものですね。。。
そんな生徒を1人でもなくすために、奮闘したいものです。



いじめは、「加害者」「観衆」「傍観者」というような集団が形成されており、教師に対して訴えが起こりづらい状況があります。
直接的な加害者だけが指導の対象ではなくて、煽り立てたり加害者に発破をかける観衆もその一員です。
また、傍観者(見て見ぬふり)の生徒たちも実際にはいじめを助長させる一員です。

となると、大規模な指導が必要になります。
ですので、学年主任に報告し、生徒指導部長や管理職に報告を入れて、学校をあげての体制づくりが基本です。
それだけ、大きなことです。(この認識が大切!)

あとは、、、指示などは学年主任やら生徒指導部長なりが出しますから、それに乗っかっていけばいいと思います。


指導に関しては体制さえできればなんとかなると思いますが、むしろ、、、いじめが起きる環境を担任が作った・放置してきたことの方が実際には、大きな責任があります。
いじめが起きる環境は、「NGがまかり通ってしまう」文化が形成されて、よりよくしようとしている生徒たちが声を上げられない空気があるわけです。

それを担任は感じず、感じたとしても大したことではないと思って放置し、指導しても中途半端なことで終わらせて状況をひどくするなどを繰り返して、生徒のことを把握も制御もできない状況を作り出しているわけです。




いじめが解決されても、同じようにしているとその温床をせっせと作ってしまうので。。。
その担任は毎年同じことを繰り返してしまうわけですね。
学級崩壊は毎年、同じ教師が起こしているのと同じです。


いじめは担任の在り方がとても左右するんです。この認識を持たないと「いじめをする生徒が悪い!」と責任転嫁に走ってしまいます。


それと、、、あとは、担任になんでも相談できる環境づくりです。
そういうと、すぐに「なんかあれば言ってこいよ!」と全体に言っておしまいの教師は多いものです。
担任は「全体に言いました」という免罪符を買って、あとは放置するわけです。

こんなことはなんでも相談できる環境づくりではありません。

生徒に関心を寄せ、個別に声をかける、教室の空気を感じ異変に気づく、何かがあればストップをかける、生徒指導をきちんと行う、といったことをやって初めて環境が整っていくものです。

いじめの指導方法よりも、いじめまで発展させない・放置しない教師の指導力の方が100倍大切です。
できる教師は、いじめの芽が出始めた時に摘み取り、しかも次の芽が出てこないように処置まで行っています。