転勤した方がいいでしょうか?~転勤は何を基準に決断したらいいか | t-labo(中学校教師の支援サイト)

転勤した方がいいでしょうか?~転勤は何を基準に決断したらいいか

みなさん、こんにちは。tetraです。

初任の配置校の不遇によって、転勤を考える若手の先生方が多いようですね。
転勤を一度経験すると、見えてくるものはたくさんあります。
どのようなときに転勤するべきでしょうか。



1.初任校とは

初任校というのは、良くも悪も、教員人生のスタンダードを作る場所といえます。
勘違いしてほしくないのは、2校目でも十分スタンダードを作れます。
単純に、若さは柔軟性であり、若いうちに「こうしてみよう」ということはできるからです。

初任校というのは教員始めました、となるのでインパクトが強い場所であり、そこから抜け出せないという人もいます。
だめな初任校だったから、次の学校で努力をほとんどしない教員は、もともとがだめな教員であるということです。
それだけ。

だめな人はどこにいってもだめ。努力しないと人は成長できません。


さて、そんな初任校が「荒れ果てていて毎日苦労」「部活動が熱心すぎて休みが取れない」「教科の研究授業が多くて、その雑務などが大変」いろんなことがあり、嫌だ!! となるものです。

スタンダードを作ると言ったのは、そこで生き残れたなら「初任校並のことはその後はちゃんと対処できる」ということ。
荒れ果てている学校に行ったら、多少の荒れでは動じなくなります。
このメリットは果てしなく大きいでしょう。

だから、今の状況を悲観しすぎることはないかもしれません。
そうした環境はいずれどこかで出会って、今耐性を作っていると考えれば。




2.転勤して変わるもの

転勤したら驚くのは、、、基本的に放置されることです。
つまり、一人前の教師として扱われます。
力のない教員は、ここで勘違いして誰にも何も聞かずにどんどん失敗して、抱え込んでいろんなことをだめにします。

周囲の目線が「できるでしょ?」に変わる、これは大きいことだし、生徒や保護者も経験年数があるので、ちゃんとした教師であることを期待しているのもあるし、全員がそれなりの成果を期待します。
初任校なら、みんなが「こいつはペーペーだからな」という目線で見てくれるので、成果も期待されないし、かわいがってもらえます。

大きな違いがあります。

ただ、一人前として扱われるからといって何も教えてもらえないことはありません。
自分から「教えてください」「手伝ってください」と自発的に言わないといけない、というだけです。。。

できない人は、、、、人間関係の力がないからうまくいかないんですよね。
生徒と人間関係ができないから生徒指導も学級経営もうまくいかない。
教員たちには話しかけられないから、抱え込む、情報や知識不足になる、成長しない。


・・・言ってしまえば、2校目になったら、自分で質問をする、相談をすることをやりなさいよ、ということです。



3.理想の職場ってある?

転勤を考える時に、基本的には今の職場が嫌だから逃げたい、この気持ちだと思います。
生徒、同僚、学校のシステムなど不満があって仕方がない。
逃げるように転勤をする時に、

次の職場も同じだったらどうしますか?

その時は諦めてきちんとしますか。不満をやめますか?
公立の中学校で転勤をするときに、たまたま1つの学校がだめで他の学校すべてが素晴らしいってことはないでしょう。
転勤しても状況は変わらない、もっとひどくなることもあります。もちろん、よくなることもあります。

転勤したといって良くなる保証がないのが転勤というものですね。





4.結局、した方がいい?しない方がいい?

どっちつかずの話になっていますが、転勤って何に価値を置くなんですよね。
隣の芝生は青く見えるもので、、、実際は・・・ということは多いです。

転勤する目的を考えましょう。

荒れ果てていて嫌なら、荒れている学校で一人前になるために生徒とどういう関わりを作っていったらいいかを研究すると考えてやっていくのも手です。

部活動が熱心すぎて嫌なら、熱心にされている先生に副顧問としてついて教えてもらって部活動の基礎をつくると考えてやっていくの手です。(部活動の指導は、、、本当に優れた誰かに教えてもらえることは貴重で、お金を払う価値があるものです)

授業研究が熱心すぎて嫌なら、どんな生徒にでも通用する授業力を身につけようとやっていくのも手です。

嫌な教員がいて嫌がらせをしてくるなら、どうやったらその人を味方につけられるか、火の粉を振り払えるかを試してみるのも手です。


まあ、、、考えようです。
今困っていることは、将来であっても困ることが多いですから、それを若いうちに研究しておく、というのは大事だと思います。
また、若いうちにしか失敗はできないわけですよ。。。

ベテランと言う領域に足を踏み込んで「生徒指導はできません」と言えないし、生徒指導をきちんとできないといけないんです。
そうした苦手をいつ克服するかといえば、若い時だけ。
平気で失敗できるし、意欲や体力があるから。




5.だからといって転勤できるわけではない

あれこれ考えていても、転勤を決定するのは教育委員会ですから、どれだけ希望を出しても転勤させてもらえるわけではありません。
むしろ、絶対転勤するんだ!! と気合を入れて転勤できなかった時の落胆のほうが大きいですね。

一度配置校が決まってしまえば、大きな問題や役に立たないなどのことがない限り5年はいる覚悟でやりましょう。
あとは教育委員会は勝手に判断するだけのこと。

転勤は我々教員の権利ではなく、上からの命令でしかありません。

ということで、


転勤するべきかどうかは自分で判断してください。
今の場所でがんばるべきか、異動先で頑張る方がいいか、人によって違います。
(力がない人は、、、まずは生徒のせいにせずに、周囲の教員の力を借りることをまずは覚えましょう。そうして援助をもらいながら、力をつけていくことです。うまくいかないから転勤という安直な方法はだめです。)