教師はどこまでいっても人間関係を築く力が大事という耳の痛い話 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

教師はどこまでいっても人間関係を築く力が大事という耳の痛い話

みなさん、こんにちは。tetraです。

ようやく夏休み。ほっとした人が大半だと思います。
自分も同じです。
しっかりと休み、しっかりと楽しみましょう。

日々の記事が質問への回答という形でやってきていて思うのが、

問題への対処方法ではなくて、そもそもの人間関係の方がまずい

というケースがほとんどかなと思います。
今回は、そんな耳に痛い人間関係の話です。

うまくいかない教師は「人間関係の作り方」という意味がそもそもわかっていないの姉妹記事みたいなものですね。



よく生徒指導力をつけるためにはどうしたらいいかと聞かれます。
生徒指導とは、生徒を納得させ成長を促すものであるので、対人関係が前提なわけですね。
つまりは、その生徒と良好な人間関係があれば、生徒指導なんて苦戦しません。

言ってしまえば、生徒との人間関係が全て。言いすぎかもしれませんが。
言い換えるなら、良好な人間関係を作れる人は、良好な生徒指導を行えます。
人間関係は、相手のことを考えることですから、生徒指導と根本は同じ。そこに教育的な意義を乗せるだけですから。


この人間関係力というものを考えてみると、とっても大きな影響力を持つもので、その力がある人は職員室、学年団でも良好な関係を築き、何かがあると助けてもらえます。
だから、生徒指導はうまく回り始めるので学級も授業も落ち着きます。

逆に、人間関係の力がない人は、教員同士の良好な関係も築けないので、孤立し助けをもらえずに抱え込んで、生徒との人間関係もダメて指導もうまく行きません。

すべての根本は人間関係を築く力にあるといえるわけですね。




そうした力がない人が、こういう時の生徒指導をどうしたらいいかを質問しても、まずは周囲の教員に助けてもらい、複数の教員で指導に当たる方がうまくいくケースが多いです。
でも、苦手だからと話しかけられずに孤立するケースばかり。


という構造になっているでしょう。
人間関係力が根本。だけど苦手な人はどうするか。

それは、「独力で解決できるように力をつけたい」と考えるようになり、ますます孤立を深めていき、うまくいかないのを周囲(同僚、生徒、保護者)の責任としていきます。
自分は素晴らしいのに、周囲がクズ。

ここまでいくと、もう独力では浮上できないほどの深みに嵌まってしまっています。
でも、ますます「自分一人で戦える力」を追い求めていきます。

うまくいかないのこうした悪循環をしています。





さて、視点を周囲の教員に向けてみますと。彼・彼女らは何を考えているでしょうか。
力がない人がどんどんうまくいかなくなって、これではだめだというのは理解しています。
なんとかしたいとも思っています。

なのに、なぜ助けてくれないか。不思議ですよね。
当事者は困っている、助けろよ!! と心の中で叫んでいるはず。


それは、その人が助けを拒むから。


「◯◯した方がいいよ」と周囲の教員は控えめにアドバイスをします。
あなたはその時にどうしますか?

「わかりました」で終わり。




そう、、、言われたことをやらない。
それを繰り返していけば、周囲は「こいつは自分が力がないのに、周囲のアドバイスにも耳を傾けないからうまくいくわけないだろう」と半ば諦めてしまいます。

なぜ「わかりました」で終わりにしてしまうのか。

・アドバイスが理解できないのに、詳しく教えて欲しいと言えない
・忙しくてそれどころではない、と思い込んでいる
・周囲のせいにしているので、「いい加減なこと言いやがって。根本はそこではない!」と考えている

というあたりではないでしょうか。

周囲もアドバイスしようにも「わかりました」スルーをするから、お手上げです。
だから、助けてくれません。

では、誰が悪いのか。

それは、自分です。
力がないのは仕方ないけれど、周囲にも頼れない、周囲のアドバイスに聞き耳を持てないのですから、自滅していっています。





話をまとめますと、

1.人間関係を築く力がない
2.生徒と悪い人間関係を作る
3.周囲の教員とも悪い人間関係を作る
4.生徒が問題行動を起こすが、人間関係がうまくいってなので、生徒指導がうまくいかない
5.周囲はなんとかしようとするが拒否する
6.孤立を深め、問題を抱え込む
7.本人は周囲が悪いと責任転嫁する
8.状況が悪化し続ける
9.一人で戦える力を追い求め深みに嵌っていく


こんな感じでしょうか。
6あたりで質問を受けた時にはどうしようないことがわかるでしょうか。
その時に「生徒が悪い。常識がない。周囲の教員は冷たく自分でなんとかしろと言う。自分はやることをやっている。自分は悪くない」という感じで捉えていることは多いです。

また、生徒の問題行動を「生徒のせい」だとして、その現象だけに対処しようとする、つまり場当たり的な対応に終始しようとするのでうまくいきません。
その前段階でどういう人間関係を築いてきたかに目を向けないと難しいのです。
そして「人間関係ができていないのに、生徒が勝手に問題を起こすからいけない!」と言うわけですね。




根本としては、、、人間関係を築く力がないことです。
教員によっては、同僚にまともに挨拶ができない人もいるし、自分の自慢話を延々としか話せない人もいるし、何か周囲から言われる度に怒る人もいます。
少なくとも、同僚といい関係を作れないとだめです。

その時に、「私は無口な人間ですから」とか「黙々と仕事をするのが好きですから」とか言ったらダメ。
そんな人が教員になってどうするの?


どうすれば人間関係を築く力を向上させることができるのか。。。
まずは夏休みを利用して、学年団の同僚といい関係を築くことからですかね。
知識よりも実地でやってみるのがいいと思います。

同僚は憎むべき相手ではなく、ともに笑い合う相手です。

長くなったので、この辺で。