生徒アンケートで授業がわかりにくいと毎回評価されます。どうしたらいいでしょうか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒アンケートで授業がわかりにくいと毎回評価されます。どうしたらいいでしょうか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

今日はいつも勉強させていただいています。授業アンケートというものがあると思いますが、いつも授業がわかりやすい、や板書がわかりやすいなどの項目が評価が低く落ち込みます。勉強不足もありますが何が悪いのか実は分かりません。説明の仕方の問題の他に雰囲気とかもあるのかなともおもいます。もうかれこれ7年になりますが自分なりにはほかの人の授業を見て改善しようと頑張ってきたのですが、何を頑張れば良いかわかりません。力不足で申し訳なく、退職したほうがよいか考えています。


ということです。

退職まで考えられているとは・・・それはさすがに考えすぎだと思います。
授業を見ていないので言えることは限られていますが、書いてみます。



わけのわからない授業という評価を受ける場合は、大抵、説明しか授業でしていないからでしょう。
教師が延々としゃべり倒す、黒板を書き続ける。

さすがに、、、そんな授業はしていないと思いますが。


学びとはなんでしょうか。


それを考えましょう。




学びとは、生徒が主人公であり、生徒が主体的に関わるということです。
授業は教師がノルマをこなすためのものではなく、生徒の学びのためである。

考え方を変える必要はありませんか?

主体的に関わるとは、、、「私はこう思う」「気になる・知りたい」「え・・・?どうなんだろう。考えたことなかったな」と生徒が自分の問題として考えることです。

もしも、教師がそうしたことを「そんなもんは自分で持て!」と考えたらどうなるかと言えば、延々と話と板書を繰り返すだけになり、生徒は「この教科、勉強する意味なんてないし」「意味わからんし」「どうせ受験のためっていうんでしょ?」と後ろ向きに、受け身になります。


言われませんか?


「◯◯(教科名)を勉強して何の役に立つん?」「将来、◯◯(教科名)を使わないから勉強しても意味ないし」


などと。
それは生徒が受け身の学習をしているからでしょう。
主体的な学びができていれば、おそらくそんなことは起きません。





授業がいつの間にか、「作業」になっているからです。
生徒は工場のラインに配置されて、流れてくる部品を組み立てる50分を過ごしているわけです。

そんな授業が面白いわけないし、50分間集中なんて無理。
生徒は上の空で聞いており、アンケートの時に当然のように「わからない」に◯をつけます。


生徒の学びを成立させるために必要なことは、「教科の知識」だけでは無理です。
ここに、「日常生活との関連」を入れて、生徒とのコミュニケーションをプラスします。
そうして初めて、授業が成立します。

授業で学んだことが日常生活に生きている、自分が考えたことで世界で動いている、自分はこう考えたけど世の中にはもっとすごいことを考えた人がいる

生徒の発見、驚き、満足、知的な興奮。

こうしたものを毎時間入れるわけです。

入っていますか?




基本的な流れとしては、

テーマの身近な話題の提供 → 投げかけ → 生徒が考える → 意見交流 → 調べる → 発見 → まとめ

という感じでしょうか。
教科によりけり。ですが、投げかけがうまく機能しない限り、授業は「作業」のままです。
となると、実はその前の話題提供が鍵になります。


おそらく、質問者さんは平坦な授業をしているのだと思います。まずは授業の流れづくりです。





あとは、簡単に対策をまとめておきます。

1.毎時間、生徒にどこがわからなかったかを授業の後に聞く
 → ただし、、、説明ばかりの人は生徒が分からないというと、そこで延々と説明をしてしまいますから、「関連知識」「日常生活との関連」といった流し方、視覚に訴える何か、など違った方法を模索しましょう。
生徒からのフィードバックで授業の流れをどんどん変えるとうまくいきます。

繰り返しますが、、、、延々とそこで説明したらダメです。


2.しゃべりすぎない
 → 生徒は教師の話なんてろくに聞いてない。たくさんしゃべればますます聞かなくなる。
だから違う要素を入れる、生徒にしゃべらせる、コンパクトに絞る、ということが必要です。
コンパクトにするということは、授業内容を精選するということでもあります。


3.管理職、先輩教員に授業を見てもらう
 → 授業を見に行くことは必要だと思いますが、現状ではむしろ誰かに見てもらっていろいろとアドバイスを受けるほうが上達するでしょうか。


4.同教科の教員にアドバイスを貰い真似る
 → 同学年で組んでいる同教科の教員の授業を見て、真似て授業をやる。
「先生だったらどんな流れでやりますか?」と聞いて、パクって授業をやる

うまいやり方を真似るほうが断然、成長が早いですよ!


5.生徒にしゃべらせる場面、日常生活の関連場所を毎回1回入れることをノルマにする

6.視覚教材、映像教材を毎時間入れる

7.生徒の反応を見て、つまらなそうにしていたら活動を入れる


といった感じでしょうか。
今やっている授業からすると、「準備が大変!」と思うかもしれませんが、わかる授業というのは手が込んでいるものです。
まずはそうした取組をしてみましょう。

とにかく授業はお互いのやり取りで成り立っていることを理解しましょう。
双方向です。