課題図書 その6「幸せになる勇気」 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

課題図書 その6「幸せになる勇気」

みなさん、こんにちは。tetraです。

久々の更新になりますが、課題図書の第6弾は「幸せになる勇気」です。


これは、アドラー心理学を紹介した「嫌われる勇気」の続編であり、より深みをまして、どう生きていくのかをより実践的にした形になっています。





青年が哲人と出会い、アドラー心理学を学び、人生を新たな気持ちでスタートさせました。
青年は教師になり、教育現場でアドラーの教えを実践しようとするがうまくいかない。
哲人と出会って3年後に、再び青年は哲人に会いに来て「アドラーを捨てようと思っている」と打ち明ける。

というところがスタートです。

本書は、教師がアドラー心理学現場で応用してもうまくいかない、というあたりから来るので教師的には気になる話題目白押しです。
問題行動を4つのステージに分けて、どうして起こるのか、何が目的なのか、どうすればいいのか、ということをアドラー心理学の観点から解説を入れてあります。

前著で「ほめてはいけない」とあるのですが、教育現場では「ほめなさい」と言われる矛盾についても話題としてあります。
そもそも、教育の目標とは何でしょうか。
実は、間違っている教師も多いのかもしれません



アドラー心理学の話は、教師の話を超えて、人生の意味、人生のタスクに踏み込んでいきます。
「仕事」「交友」そしてもっとも難しい「愛」のタスクとは。
そして、本当の意味では「自立」とは。

前著では踏み込めていなかった領域まで踏み込み、アドラー心理学の全容が見える内容となっています。
途中からは教師の話題ではなくなりますが、アドラー心理学は人生の意味を考える上での大きな指針となる考え方があるなと思います。


本著を課題図書として挙げる理由は、多様な考え方を知るという意味であって、アドラーの信者になりなさいという意味でありません。
教育論に関する部分は、自分との考えに近いと言いますか、自分が積み上げてきたものはアドラーの考え方に近かったのか、と妙な親近感を覚えました。
生徒とうまくいかない、生徒のことを許せないのはどうしてか、そのこともわかると思います。

読んでみて損のない本ですので、ぜひとも読んでいただきたいと思います。