どうして教員同士が協力できないのでしょうか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

どうして教員同士が協力できないのでしょうか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

こんにちは。周囲が助けてくれない真実をここで書きますを読みました。
まわりが助けてくれるかどうかは一人ひとりの教員の学年等への貢献度や指導能力(あるいは指導を聞く力?)にかかっている旨を書かれてみえますが、誰か特定の教員に対してまわりが冷たいのではなく、学年団内の結束力がとにかく弱い状態(助け合わない文化)が起こる原因は何なのでしょうか?

前任校の先生に「生徒指導を全部1人でしようと思ってはだめ。生徒らを良くするのは学年の力だよ」と教わりました(問題児が暴れたら複数の教員で対応し、担任1人に丸投げしないなど)。
一方で現任校は「生徒指導は一国一城の主みたいに1人でやるもの。学年団で指導にあたる?そんなの他力本願だろ?」という考えの先生が多いです。

ですので同じ学年内でトラブルが起きても「さあ、今日の仕事は終わり〜!」とさっさと帰る教員も珍しくなく、結束力が弱いです(この先生自身は悪い評価をまわりからされている方ではないです。自分のクラスのことは自分だけでなんとかしていきます)。
新採の先生もまわりから言われているのが具体的な指導技術ではなく「気合いが大事だ!」みたいな精神論ばかりでどうしていいか困っている様子です。

私自身まだまだ力不足ではありますが、せいぜい「そんな生徒怒ってやればいい」という程度の助言しかしあえない学年団はまずいと思っています。トラブルを起こした生徒に指導をしている先生を見かけたらかけつけて一緒に指導に加わり、学年団が結束して指導にあたる文化を作ろうとしています。


ということです。
困った学校が多いのは、根本的には教員の慢性的な生徒指導力不足だからです。



今回の話題は、「学級でいじめがあるのにどうして誰も助けたり、教師に教えてくれなかったの?」ということに似ているなと思います。
いじめを見ている生徒たちはどうして何もしないのでしょうか??

それと同じで、教員たちは指導で困っている人を助けないのでしょうか?





その答えは色々あると思いますが、「生徒指導の力・自信がない」というのが一番でしょうね。
下手に首を突っ込んでも自分は何もできないし、逆に被害を被ったら嫌だ。
だから、知らぬ存ぜぬで、3年間がすぎれば生徒はいなくなる、という無視を決め込みます。

学年団の空気は誰が作り出すか、それは一番生徒指導ができる教員です。(大抵は学年主任)
生徒指導ができることは影響力に直結します。

ので、そうした教員が「一致団結しよう」と言うか、「個人でがんばれ」と言うか。


それだけです。
転勤した時には、助け合える雰囲気などない学年でしたが、「協力しましょう」「指導を手伝ってください」と声をかけたり、指導があるときに手伝いに行くことで、お互いに生徒指導を協力する雰囲気はできました。
何より、学年団の雰囲気がよくなり、会話も弾み、報告・連絡・相談がしやすくなりました。





こうした初歩的な組織論ですが、実際には知らない人だらけですし、自分からやろうと思える人はほとんど皆無です。
(もっと言えば、管理職の多くがまともに生徒指導ができない、組織をよくすることができないのが実情ですから、よくなるわけがないんです)

声をかけたり、協力したりができないから、お互いの生徒指導を見る機会もなくて、成長できずに年だけ積み重ねる負のスパイラルが起きます。
(人によっては、声をかけると時間がかかって損だ、と考える人もいます)


という状況ですから、協力できそうな人と密に連携をとってその輪を広げていくのがいいと思います。
その時には、ダメ出しはしないように提案していくといいですね。
自分からやっていくことをしないと、何も変わりません。