本気とは一体どういうことですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

本気とは一体どういうことですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、本気が人を動かす。うまくいかない人は本気が足りていないについての質問です。

「本気が人を動かす」という記事の言葉がとても印象に残りました。
私の場合、以前攻撃的な生徒指導を続けて大失敗した経験があります。

赴任当初、すでに授業中の離席、脱走、飲食、携帯電話などが横行している学校だったので、私は生徒に怒ってばかりでした。
一方、生徒らはこれが今までまかり通ってきたのになぜこの先生は怒っているのか。意味不明。と思っている感じで「授業に物を食べるな!」と注意をした途端、「はぁぁっ?ちょっとだけやろ?なんでこんなことも待てないの?頭おかしいんじゃない?知らんし!」と逆ギレしてくるのが本校のスタンダードという悲しい実態でした。

とにかく、いかにも注意されてるという感じの注意は頭ごなしと感じるのか、逆効果なので、褒めることを大切にする指導に切り替えてみました。
また、たとえこんな感じの態度の悪い生徒でも、何か困っている事態に遭遇していたら、生徒が置かれている状況をそれまで以上によく考えた上で接するようにしました。
その結果、まだまだ生徒の態度には課題は山積ですが、人間関係の形成がかなりうまくいった分、優しく注意すると割と素直に聞く生徒が増えてきました。

生徒らによると、今では、いつもニコニコしていて、悪いことをしても何かしら気持ちを理解してくれる先生(なんでも許しそうとも言われますが…)と思われているようです。
こんな経緯をたどってきており、また本校の先生方は「うちの生徒にガツンと叱るのは危険」と口をそろえておっしゃるという状況です。
そこで以前叱るのが苦手という相談をさせていただきました。

さて、長い前置きになりました。
本来的に、生徒は本気で叱られたらムカつくという感情も持つかもしれませんが「この先生は自分のことを思って叱ってくれたんだ」という思いや気迫を感じるものだと思うのですが、勤務校の生徒らはなかなか特殊な感じで、たくさんの先生が苦戦しています。
しかし、今のような褒めることを大切にしたり、悪いことをしてもその中で少しでも生徒の誠意があればそれを認める(適切な例ではないですが、遅刻したこと自体はあまり良いことではなくても、遅れまいと必死に自転車を漕いで頑張った誠意を認めるなど)という関わりやカウンセリングマインドではなかなか本気さや気迫は伝わらないのかなとも思います。
これは関わり方が良くないのでしょうか?


ということです。



本気が人を動かす。うまくいかない人は本気が足りていないに記事に関しては、ちょこっと反響がありました。
それを見ていると、「本気」という表現が言葉足らずだったなと反省をしています。

というのも、

本気とは生徒のことを本気で叱る・怒る姿勢である

と捉えているようです。
この本気って言葉はどういう意味で使っていたかというと、


その生徒のことを一生面倒見るというような覚悟



です。
いじめられっ子がいたとしたら、一生面倒を見るという覚悟を持っているなら、嫌がらせをされたらそれがなくなるまで、粘り強く生徒指導を行っていくということです。
問題行動を起こす生徒には、何がいけないのか、どういうふうになって欲しいのかをずっと見捨てずに面倒を見ていくってことです。




本気がない教員というのは、「指導はやりました」と言い訳を言って逃げるのです
中途半端に引っ掻き回して、自分の都合で逃げるのです。
本気というのは、自分の都合優先ではなくて、結果に責任を持つということです。


本気であるなら、叱っていいとかいうことではなくて、逃げずに最後までやり抜くわけです。
そのやり方はいろいろです。

質問者さんがあげている例として

>適切な例ではないですが、遅刻したこと自体はあまり良いことではなくても、遅れまいと必死に自転車を漕いで頑張った誠意を認めるなど


というのは素晴らしい対応だと思います。

>生徒は本気で叱られたらムカつくという感情も持つかもしれませんが「この先生は自分のことを思って叱ってくれたんだ」という思いや気迫を感じるものだと思う


というのは本気であるとは関係ないです。
生徒指導で怒鳴る必要があるかどうかとは別問題なのと似ています。





ですので、中学校3年間、どんなことがあろうとも生徒のことを信じ続けて、生徒のことを励まして、何かあれば力になっていくという姿勢をずっと持ち続けることが本気であると表現しています。
ので、質問者さんは今のまま生徒のためにやれることをやっていけばいいと思います。

(だからといって、過剰な残業を推奨しているわけでは全くありませんので)


正論がまかり通れば何の苦労もありませんので、色んなやり方を試しつつ、日々日々やっていくだけかなと思います。