やる気のない生徒が集まったときにはどういう対応をしたらいいですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

やる気のない生徒が集まったときにはどういう対応をしたらいいですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、生徒のことを構うのはおかしい。叱るべきだと思いますが?を読んでの質問です。

こんにちは。生徒のことを叱らないのはおかしいんじゃないのかという記事を読んだ者です。
私も教員になった最初の年は「最初が肝心!」と思って生徒を叱ってばかりになった結果、散々な状態にしてしまった苦い経験があります。
その後、新たな学年団ではtetra先生が記事に書かれているような対話的な関わりや褒めることを大切にするスタイルに切り替えた結果、みるみるよい成果が上げられるようになりました。

さて、ここからが質問になります。
職員室でも「この子を引き受けてくれる高校なんてあるのかなぁ…」と心配されるような生徒がいると思います。
勉強を放棄しているから、ただ授業中はずっと友達と喋っていたいというような子です。

こういう子らがひとつのクラスにかたまってしまい、いろいろな先生が手を尽くしてもさっぱり効果なしです。
それなりに授業をわかろうとする意思のある子が授業中そわそわしているなら「どうかした?わからないとこあるなら言ってね」というのが効果的というのは実感していますが、勉強放棄の生徒らの場合はどうしたらいいでしょうか?

いろいろな先生が注意してもパーティーハウス効果が起きており、「今いいとこなの。先生は邪魔」とか言って話になりません。
どうするのが良いでしょうか?(授業以外の場面では人懐っこく寄ってくるときもあります)


ということです。
いい形で生徒と関われているのがいいですね。



さて、まずは大前提として、授業妨害をするような生徒たちを一つのクラスに集めてはダメ、ということです。
それを知らずか、知ってか、集めてしまったんですから、もうどうしようもない。
そこに尽きると思います。

そういう状況になってしまったら、席替えをきちんと工夫して離すようにしましょう。
他学年の授業に出た時に同じような経験があるんですが、そういうクラスほど、、、なぜか仕組んだ席替えをやってくれないんですよね。
ダメな生徒が集まった班ができるとか、ひどいときには、、、班長会で毎回席を決めて、毎回ダメな生徒が集まるパターンがありましたね・・・。

ので、、、、席替えを工夫して二次災害を防ぎましょう。
それでも、、、、工夫をしてくれない担任の時には、、、。




たしかに自分も注意したら「ちょっと今いいところだから、話しかけないで」と女子に言われたことがあります。
クラスとしては学級崩壊していましたね。

その時には「わかった。2分だけあげるから、静かに話をまとめて、その後は授業の話を聞いてね」なんて言いました。
学級の様子としてダメですから、説教しても仕方ないし、2分あげたんだからその後は譲歩してもらえるだろうという算段です。

そうすると、思いの外、その女子と周囲は面白がってくれて、話もちゃんとまとめてくれたようで、その時間は割に大人しく過ごしてくれました。
授業後に、その女子たちに「授業中に何を盛り上がっていたの?」と聞くと、『◯◯の相談をしていた』と教えてくれました。

「それはたしかに大事な話だな。途中で切られたら、そりゃ邪魔しないでって言いたくなるのはわかるね。
でも、まあ、それを授業中にしてたら、当然のように注意されるくらいはわかるなよ。
できたら注意はしたくないけど、そうしないといけないこともあるし。
できれば、休憩中にやっておいて」

そんな感じで話をしたと思います。





不思議なもので、そうやって話をしたら、その後は気になるようなことはしなくなるんですよね。
休憩時間に早めに行って、その女子たちに「今日の授業中に相談しないといけないことはあるの?」と話しかけてみたり。
「宿題出てないけど、今どうなってるの?」と声をかけたりして、「今ならプリントのコピーをあげるよ」と言ったりして。


こうしたやり方には賛否はあると思いますが、叱るのではなくて、生徒のことを肯定的に捉えてお互いに肯定的になれるような選択肢を探すのも大事なのかなと思います。
人間関係ができてくると反発するよりも、協力してくれるようになります。
その生徒本人の教員に対する見方が変わったら、不思議なものでその周囲の生徒たちの見方も変わってきます。

という感じで、その一角の女子たちを掌握できてしまったと。不思議なものです。

男子にも不穏分子がいたんですが、その中心の男子との緩い関わりをしていくうちに、いい人間関係ができていきました。
そうすると周囲の不穏分子が協力的になるわけですね。

そうやって、女子と男子の一角が崩れると、クラス全体として協力的になりました。
もちろんのこと、こうしたクラスは低学力や生活が安定しないなどの基盤が弱いので、クラスとして乗らないときもあります。
それは仕方ないです。

自分の中のイメージでは、放牧中に牧場の柵を超えなければいいわけですので、まあ、よしです。




生徒色々ですから、教員のいわゆる「常識」は通じないことが多くて、結局はお互いに肯定的になるような選択肢を見つけるのが必要かもしれません。
やる気ない生徒には、「細かい事は言わないから、今日は黒板に書いてあるとこをノートに書いたらよしにしよう。授業頑張ったことにしよう」と言ってあげてもいいわけです。

苦戦するとは思いますが、問題生徒の一角を崩せると随分違うと思いますよ。