校則を破る生徒に屁理屈を言われてしまいます。どうしたらいいですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

校則を破る生徒に屁理屈を言われてしまいます。どうしたらいいですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

こんにちは。私はこの春採用された新規採用教員です。おたずねしたいことがあります。
指導教員から「なんで茶髪とかスマホとかを持ってきちゃだめなのかとか生徒にきちんと説明できるようにしておいた方がいいよ」と言われたのですが、準備しておいてもうまいこと生徒を納得させられません。

「人は見た目で判断しちゃいけないとは言うけど、実際には第一印象って大事。〇〇中学校って感じ悪いよねって評判に繋がったりしたら、将来受験する高校とか練習試合をお願いしたい他の中学校も嫌がっちゃうよね。だから今すぐやめよう」とか言って変な制服の着方をする生徒らに話をしてみますが、「別に~。そんなん自己責任やし」「君は良くても他の生徒はどうなるの?」「てか、うち以外にもそんなんしとる人なんていっぱいおるし。だいたいルールってもんは破るためにある」とかいう不毛なやりとりになってしまいます。こういう校則を破り、ああだこうだいう生徒らにはどう指導するのがよいでしょうか。


また、校則で禁止されていてもなぜだめなのか私には説明できないものもあります。
例えばどうして飲食物やスマホ、漫画の持ち込みがだめなのか(私学とか高校は持ち込み可だったりしますし、小学校でも雨の日なら一部娯楽用品の持ち込みが認められている場合もあるので説明がしづらいです)、学校の近隣生徒についてはどうして自転車通学がだめなのか。

どうして授業中に勉強しなければいけないのか。
静かにしているのなら他人に迷惑かけるわけでもないのに何が悪いのか。など。

「これは決まりの中で生活する練習でもある。学校は勉強するところだから、お菓子を持ち寄ってパーティーみたいになってもだめだしさ」とか言うと「そんならごくふつうにお腹がすいたら一人で食べてたらそれでいいんじゃないの」と返されたこともありますが、どうしたらいいものか悩んでしまいます。

こういうことって本当にいちいち説明しなければいけないものでしょうか(もし説明が必要ならなんと言ってやるのがいいのか教えてください)。


ということです。
校則を守らせるというのは本当に大変なことで、生徒を説得させるためには苦労が入りますね。



校則をなぜ守らないといけないのか、なんで勉強しないといけないのか、といった質問をどうしたら退治できるかは、各人で考えてください。
自分はもうそんなこと言われないですし、撃退もできます。

けども、自分で考えましょう。
というのも、校則をなぜ守るのか、なぜ守らせるのか、を考えることは、生徒を説得するのにはどういうことが必要なのか、どういう風なアプローチが必要なのか、考えて取り組むいい機会だと思うからです。

むしろ、良い答えが出ないなら、常にそのことを考えながら生活するくらいの覚悟や姿勢が必要だと思います。
常に、生徒がどうやったら納得できるかを考える。
この習慣をつけましょう。

教師力の基礎体力づくりですね。



さて、

茶髪のことですが、

>「人は見た目で判断しちゃいけないとは言うけど、実際には第一印象って大事。〇〇中学校って感じ悪いよねって評判に繋がったりしたら、将来受験する高校とか練習試合をお願いしたい他の中学校も嫌がっちゃうよね。だから今すぐやめよう」


という声をかけたようですが。
そうやって他人のことを引き合いにしてその生徒が納得するでしょうか?
練習試合にその生徒はいかないでしょうし、「どうでもいいじゃん、他人のことだし」と考えるので納得はしませんね。

あなたも「君が残業をしないと、学校のみんなが困るんだよ。だから、22時まで毎日残ってくれ」と言われても納得しないでしょう。
そんなの関係ないし、各自ががんばれよって思いますね。


この他人の比較は本当に危険な考え方です。
「あいつがカンニングしてたから俺もした」という風に、他人を基準にしてしまうのはいけません。
生徒も教師も。

そうした他人基準を自分基準に引き戻しましょう。





>お菓子を持ち寄ってパーティーみたいになってもだめだしさ

というのは、生徒のツッコミが的確ですね。
お菓子がどうしていけないのか、というところに焦点を持ってこないといけないわけです。
返事ではパーティーはだめ、になるわけであり、なら1人で食べるのはいいかと考えますね。


という感じで、ツッコミどころを減らしていくのは必要な部分だと思います。

それと、生徒が言っていることは、往々にして、ただの屁理屈であって、学校にあるルールを守らないでいいように、自分たちで勝手な主張を押し通そうとしています。
その屁理屈を押し通すと、すべて正しいのでしょうか?

例えば、人を包丁で刺したとしたら「よけないこいつが悪い!」と屁理屈を言って、反論できない時に、この人の罪はなくなりますか?
そんなことはありませんね。
罪は罪であり、屁理屈は屁理屈です。
生徒の屁理屈は、校則違反を正当化させるようなものでしょうか。

そもそも、屁理屈に対して正当な論理で戦えばいいようなものでしょうか?
こうした部分も試行錯誤の余地があると思いますよ。

受け攻め、いろんなやり方があるわけで、そうした方法を見つけてみましょう。
ちょっと意地悪な回答になったかもしれませんが、自分なりの戦い方を見つけましょう。

・屁理屈には屁理屈で対抗?
・屁理屈にはまともな論理が必要か?
・屁理屈で何もかもが正当化される?
・他人基準ではなくて自分基準


最後に余計なことを。
生徒がそうやって言ってくるのは、質問者さんが反論できずに押し込めると生徒が考えているからです。
つまりは、生徒指導力が低くて、なめられているわけです。

ので、いつも書いているように指導は粘り続けることも大事です。
そうすると、同じことを言っても全然重みが違います。
何を言うのかも大事なんですが、普段の生徒指導の粘りも実は相当にものを言います

(実は、きちんと粘る教員に対して生徒は屁理屈を言いません)

一応。この屁理屈への戦い方は4冊目に書いています。