生徒指導がうまくいく魔法を探さないこと | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒指導がうまくいく魔法を探さないこと

テレビで年末ジャンボ宝くじの販売に長蛇の列ができているのを見て、驚いているついでに書いちゃいます。
宝くじって、統計的に見ればたしかに当たる人がでますが、圧倒的大多数の人が当たらないし、賭けた金額のほとんどがなくなる仕組みです。

でも、「当たるといいな」と勝てない勝負をするわけです。
何の努力をせずに大金が稼げるわけなんてない。
これが世の中の真実です。

とするなら、生徒指導に関しても、うまくいかないのは理由があるわけで、宝くじのように「なぜかわからないけど、うまくいく!」なんてことはありません。
魔法はないんですよ。



仮にもしも魔法というものがあるなら、それを習得するまでの修行が大変でしょうし、何を引き換えに使用するのか、そんな世界なら生徒も対抗呪文を唱えるでしょう。

あなただけに都合のいいことなんてない。
それが結論。
生徒指導の魔法もない。

あるのは、生徒指導の正しい手順と原理原則。
うまくいかない人にとっては、この手順と原理原則を守ってやっている人を見て、「魔法のように生徒指導が効く」と勘違いして魔法を探しているのかもしれません。




この手順と原理原則は、実践しながら身につけていくものですから、

・人に教えてもらって
・実際にやってみる

という流れになって、

・毎回うまくいくとは限らない
・習得するまで時間がかかる

という性質のものです。

これらのことを理解したなら、教えてもらう人を探すこと、そしてその人に対して反論をせずにまずはやってみることです。
これが「魔法使い」になるための一歩でしょう。

このブログでもそうですが、魔法なんて乗っていないし、乗ってあるのは「とにかくやってみなさい」ということばかりです。
うんざりされていると思いますが。

「実践」と「教えてもらうこと」のいいスパイラルができると教師力はどんどん上がっていきます。
それはクラブ指導で、顧問がきちんとついて教えてもらえるような環境ですね。
それを作りましょう。

そうなった時には、こんなブログなんて読まなくたってよくなるんです。






とはいえ、魔法を探してしまう原因は、「辛すぎる今」にあると思います。
それは生徒のことを無下にして、迫害してきた結果ですから、仕方ないんですけどね。

言い換えると、暴飲暴食してめちゃくちゃに太ってしまったようなもの。
「元の体型に戻りたい!」と言っても、無理でしょう。
数ヶ月という年月を、専門家の指導と食事療法、運動療法の力を借りて実現するものです。


もしも、あなたが太り始めた時に気づいて「ああ、これはまずい。おやつと夜食はなしにしよう。揚げ物を控えよう」という風にできたらまた違ったわけです。
早く気づいたら、1,2ヶ月で元通りになれたかもしれません。

末期状態で気づいたら最後。
もう立て直しは普通の取り組みではもう無理で、「学年を変えてください」「卒業を待つだけだ」となります。
教員はそうした強制リセットができるのが強みではありますが。


・太る前に兆候に気づく。
・兆候に気づいたら原因を分析して対策をする。

ということになります。そのときには、

・正しい手順と原理原則で

と条件がつきます。