ルールはルール、という前にやっておかないといけないこと | t-labo(中学校教師の支援サイト)

ルールはルール、という前にやっておかないといけないこと

みなさん、こんにちは。tetraです。

生徒指導をする時に「ルールはルール」と言うことがあります。
その時に生徒はどういう反応を見せるでしょうか。



あなたがもしも駐車違反をして警察官に「ルールはルールですから」と言われたら納得するでしょうか?
「ちょっとだけだったから見逃してください」とお願いする人、つまりは納得がいかないとか、大目に見て欲しいという人もいますね。
生徒も同じでしょう。

問題なのはここから。

その警官は目の前で車が信号無視をしているにも関わらず何も気にしていないのです。
あなたの駐車違反にしか興味がなさそうです。

そうしたらあなたは「差別じゃないか」「仕事しろ!」「あいつらはいいのか!」って憤慨するでしょう。
それでも、警官は「ルールはルールですよ。あなたは駐車違反をしているじゃないですか? それは罪でしょ?」と言ってきます。
当然納得できないけれども、大人であるあなたは駐車違反の罪は、しぶしぶであろうとも受け入れないことを知っています。





生徒たちも指導に納得がいかない時には同じことを思っています。
つまり、教員から注意をされたとして「何で◯◯をしても怒られないのに俺だけなのか」「△△に対しては何も言われないのに俺だけなのか」と納得しないわけです。

ルールはルール、という時には、他のルールは無視していいのかよ、ということになるわけですね。

そう、ここなんですよね。
生徒指導にしても、一部分だけをしても、全体をどうにかしないといけないわけです。
その全体をしようとすると、一部分から指導していかないといけない。
難しい問題なんです。


生徒指導をしても生徒が納得しない。
でも、生徒指導をしないといけない。

さあ、どうするか。




結論的には、生徒指導はそれでもやるべきです。
大事なのは、次は信号無視をする人たちを捕まえることになります。
一部を全体に少しずつ広げていくわけです。

NGなのは当然ながら、生徒にひるんで指導を躊躇して「今回だけだからな」と言って逃してしまうケース。
そうなるともう手のつけようがなくなります。

ルールというものは、全部のルールがきちんと運用されて初めて機能するものです。
となると、あなたが「ルール」というものを考える時に、「全体」とは何かをきちんとリストアップしてすべて補う必要があるということです。

それと、「ルール」とはただの「権威」ですから、権威を頼る教員に説得力は根本的にはありません。
そのことも理解しておきましょう。
権威ではなくて、「あなたの言葉」で生徒を納得させたいものです。