生徒が不良になった時にわかる、教員として大事な真実 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒が不良になった時にわかる、教員として大事な真実

不良になった生徒が、昼頃やってきたりします。
去年の段階から「ああ、やばいな」と思っていたわけですが、今年はそのまま坂道を転がるようにして、不良化してしまいました。

その時に大事なことは何かってことなんですが。



一言で言ってしまえば、不良になった段階でもうおしまいで、慌てても仕方ないわけです。

大事なのは不良になる前の関係性。
すべてはここに集約されます。

学年は違うんですけども、その不良たちの一人は去年から話をする間柄というか、授業に出ていたので、面識もあり休憩時間に話かけたりしていました。
ので、不良になった今でも向こうから嬉しそうに声をかけてくれます。
その時に一緒にいる他の不良生徒は、私に挨拶なんてしないし、話しかけないし、怪訝そうに見ている。

この差なのかな。




不良になったから人間関係作ろうってことじゃないわけですよ。
それっておかしいですよね。
不良が暴れたら面倒だからご機嫌取っておこうって、その生徒が大事とかではなくて、面倒だからという理由です。

そんなものは人間相手に通用しないわけですよ。


大事なのは不良になる前も後も変わらず、相手のことを大事にすることです。

当たり前の話ですが、ほとんどの人がそのことを理解していません。
問題が起きてから解決には動きますが、それは「生徒」を見ているんじゃなくて、「問題」を見ているだけです。
「生徒」を大事にしているんじゃない。

この違いがわからないから、人間関係なんてできないわけです。
生徒を大事にするってなんだろうって考えないと。
そんなわけで、人間関係というのは問題が起こる前に、「生徒」を大事にすることでできるものです。

不良たちからすると、まあ、教師というのはいい加減で不信感の塊ですよ。
問題が起きないと自分達のことをかまってくれないわけですから、不良になるんです。





不良になる前から関係ができている生徒は「あの先生は違う」と思っていてくれるでしょう。
そして、そうした楔を不良の一員に打ち込んでおくと、他の不良たちもそのうちに話をしてくれるようになります。

結局のところは、不良たちが起こす「問題」ではなくて、「その人そのもの」を見ているかどうかなんだと思います。
ある意味では、不良生徒から自分がどんな扱いを受けるかで、自分がどういう風にその生徒を大事にしてきたのかがわかるのです。

不良になった生徒があなたのことを大切にしてくれないなら、あなたは少なくともその生徒のことは大事にしてなかったということです。