授業11 他動な生徒への対処法 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

授業11 他動な生徒への対処法

クラスには1人から数人は多動な生徒がいます。
この多動な生徒をどのように扱うかが、授業の質や自分へのストレスに大きく影響します。

あなたは多動な生徒にはどうように対処していますか?

こちらの記事も参考になります → ADHDや落ち着きのない生徒への指導の仕方



まず、どのような生徒が多動かというと

・教師の話が聞けず、常に手悪さをしている
・興味が向いたように行動し、空気が読めない
・ひたすらに文房具をいじっては分解したり、壊したりしている
・思いついたらすぐにしゃべる


集団で授業をしているのに、こういう生徒がいたら迷惑です。
これが教師の見方。

生徒本人からすると、悪意がないのです。
落ち着きたいのに落ち着かない・・・これが本音でしょう



ですので、根本的には、年齢が上がるか、薬を服用するしか抑えられません。


そう・・・教師の説教や叱りではいい効果を生みません。関係悪化もあり、逆効果です



他動な生徒に「静かにしなさい!」「話はちゃんと聞きなさい!」と散々やって、生徒との関係がうまくいかない教師は結構多いのです。




では、どうするか・・・


もうね、目をつむってあげる・・・これがいいんじゃないでしょうか


話を聞かせる場面でその生徒だけが、ずっとシャーペンを分解していても放っておくわけです。
他の生徒は「あいつだけズルい!」とは思わないでしょう。
だって、いつも落ち着かないですから。

むしろ「ちゃんと聞きなさい!」と叱る声が飛ばないほうが生徒にとってはノイズがなくていいかもしれません。



もし、その生徒が喋り出したら。
生徒はそこに興味があるわけで「私語をするな!!」と言っても興味・衝動は収まらないし、反感を買います。

ですので、「ん? どうかした?」と聞いてあげてみましょう。
何か返事をしてくれるはずです。
そして、やりとりをしたら、本人の気持ちがすっとして静かになります。

何気ない疑問が授業に役立つことも多くあります。



こんなことを書いていると、多動な生徒に好き勝手やらせているだけじゃないかって言われそうです。

かれしれませんが、こうやっても状況は掌握しています。
むしろ、多動な生徒に反感をもたせ続けるよりはよっぽどいい状況ができますし、「ああいう子でも先生は認めてくれるんだ」と生徒は思ってくれたりもします。





多動な生徒もクラスの大事な一員。
だから大事にしてあげる。
それがクラスメイトが理解するから、安心する。


そんな状況になっていくと思います。


もちろん、状況によっては「こういう時にはこうするんだよ」って教えてあげます。
普段から認めることをしてあげていると、向こうもスッと受け入れてくれます。


ですので、多動な生徒のことを積極的に認めてあげ、叱るではなく、教えるというスタンスが大事です。
次回 → 授業12:ほめることが基本