あなたの発する言葉は、生徒にどのくらいの効果がありますか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

あなたの発する言葉は、生徒にどのくらいの効果がありますか?

生徒との関係を作るのは、言葉。
生徒指導をするのも、言葉。

言葉の力で、生徒を教え育てて、指導しているわけです。
あなたの発する言葉はどのくらいの効果がありますか?



効果を考える時に、どうしても避けて通れないことが、

あなたの言葉には、「必要」なものと「余計」なものがあるということです。


余計なものと言われるとショックかもしれませんが、この余計の中には、「意味ないもの」と「悪化させるもの」があります。
当然のように、

うまくいく人 → 「必要」が多い。「余計」がほとんどない
うまくいかない人 → 「必要」がほとんどない。「余計」が多い


となり、「余計」の中の「悪化」が多いほどだめなわけですね。

どうしてうまくいかないのかを考えると、本当にいろんな要素があるのですが、この言葉について言うと

何が大事で、何が余計がわかっていない

のです。もっと言えば、

余計な言葉ほど大事だと考え、必要な言葉ほど軽視している

ということをやっています。
「そんな馬鹿な!」と思うでしょうけども、残念な判断をしています。
テストで「絶対間違えている!」と思って回答する人はほとんどいないでしょう。

自分の記憶を辿り「これが正解だ!」と思って回答するわけです。
でも、テストの点数を見ると100点ではなくて、間違っています。
これと同じで、

あなたは必要だと思って発する言葉が、実は不正解である状況に陥っています


だからうまくいかないのです。
うまくいっている人は、この精度が極めて高いのです。
勉強方法がきちんとしていて、反復がうまくいっているということですね。


ですので、言葉の精度を考える癖をつけることをおすすめします。
何が効果があって、何が効果がないのかを。




最後に例を挙げておきます。

朝読書中に生徒が教室に入ってきました。
教員「おい、なんだ!勝手に席に座って!お前、普通、遅刻したらその理由を説明しに来るだろう!」
生徒「すいません、遅刻しました」

教員はその生徒の席に行き尋ねました
教員「何かあったのか?」
生徒「昨日寝るのが遅かったのと、親が今日は早く家を出る日だったから二度寝したら誰も起こしてくれなくて」

教員「そうか、それは大変だったな。」
生徒「はい」

教員「いつも早く寝ろって言っているだろ。早く寝ていたらこんなことにならなかったかもしれないな」
生徒「はい」

教員「だから、次は、いつ親御さんが早く出るかをきちんと把握して、その時には早く寝なさい。そして、朝は二度寝をしたらだめだぞ。わかったか?」
生徒「はい」

教員「よし、それならいい。次はもうないぞ」
生徒「はい」


あなたはこのやり取りの中で何が「必要」であり、「余計」なのでしょうか。
また、足りていない「必要」な言葉はあるでしょうか。

こうやって日々のやりとりを分析する習慣をつけていきましょう!