「1対多」の人間関係を作るという視点 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

「1対多」の人間関係を作るという視点

人間関係を作りましょう、大事にしましょうとよく書いていますが、その反応を見ていると、

「ちゃんと生徒の話を聞いています」

という反応で、実際には「人間関係できていないよな」って思います。
その理由がようやくわかりました。



生徒の話を聞いていると主張する人たちは、常に「1対1」を想定していたのに対して、私が考えているのは「1対多数」だったのです。
もちろん、「1対1」の人間関係も大事ですが、それは生徒指導場面などの限定的なものです。
全員と1対1なんて時間的にも無理です。

必要なのは、「1対多」の視点です。
この「1対多」については、以下の記事で触れていますので読んでもらえたらと思います
相当に長いですが。
みなさん、こんにちは。tetraです。 今回は、以下の記事に対して、質問者さんからいただきました。 前回の質問記事に、...


多くの教員が人間関係ができずに困っている原因としては、「1対1」しか考えていないことと、「1対多」での関係を作るのが苦手なんだと思います。
教員はまじめな人が多くて、だいたいにして「そもそも人間関係が苦手」なのです。
だからこそ、1対1に執着してなんとかしようとするのですが、大事なのは1対多です。

その理由としては、影響力の問題です。
1対1に執着してもどういう影響力があるかと言えば、それほどないと思いますね。




もしも、あるとしたら、学級一番の問題生徒を生徒指導のときに1対1での人間関係を作ることができたら、、、となりますが、これは相当に難易度が高い。
また、1対1では、学級経営はできません。

学級経営に結びつく人間関係は「1対多」なのです。
上記記事で書いているとおり、

・調子者を足がかりにする
・笑いと温かい雰囲気
・全員が仲間である一体感

というものを作り出すのが1対多の人間関係であります。
1対1では、所属感は得られません。教員との信頼関係は深まるかもしれません。
学級で必要なのは所属感であり、一体感だからです。

この人間関係の作り方や重視するポイントの差が、結局は学級経営の差になります。
1対多の関係について考えてみてください。