生徒指導に笑いを入れるのも一つの方向性? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒指導に笑いを入れるのも一つの方向性?

生徒指導をするときに、厳しいことを言う方がいいと考えますよね。
ガンガン説教をしたり、脅したり、物を叩いて大きな音を出したり、大声を出したり、、、、まあ、いろいろやります。
違う方向性では、より嫌なことを言ったり、挑発したり、あえて悪口を言ったり、けなしたり。。。。

やっている本人としては、言うべきこと、やるべきことをやっているという感覚だと思います。
それが果たしていいのかどうかは考えたことはありますか?



生徒指導は結局のところは、効果がないと意味がないわけですから。
いくらいいことを言っても、相手が理解しない、反発して聞かないなら、ある意味、「何も言わないのと変わらない」のです。

でも、意味ないことを延々と繰り返すのはどうしてでしょうか?
きちんと意識していますか?
それは、

・あとで自分はきちんとやったという「言い訳」をつくため
・他の手段を知らない
・手間をかける生徒に腹を立てているから、腹いせにやっている


というものでしょう。
うまくいかない人にとっては、生徒指導とは言い訳を作るためであると言っても過言ではないでしょう。
うまくいく見込みなんてないやり方を延々とやっているだけですので。

厳しいかもしれませんが、生徒指導とは効果・結果を求められるのです。
「私は頑張りました」と言っても、いじめが終わらなかったら意味なんてない。
ここを理解してみないとだめです。




さて、最近、気が向いた時に話題にしている「笑い」ですが、これを生徒指導に組み込むのも、現状を打破する、伸び悩みを解消する1つの方向性であると思います。
考えてみると、まじめなプレゼン、教育委員会の講演、研修会でも、最初や途中にくだけたことを言って「笑い」を誘っています。

真面目なテーマだからふざけるのはやめろ!! なんて言う人はいないでしょう。

むしろ、

真面目な話ばっかりされたらたまらないから、もう少し冗談を言ってくれよと思うのではないでしょうか。

それとともに、

そうやって上から指示されたことを延々と言うんじゃなくて、もう少し、あんたの気持ちが入った言葉、自分で考えた言葉で語れないのか?
人間味があってもいいだろう?


と思いませんか?




ですので、効果としては、


真面目な話 < くだけた話、エピソードや私的な感想を入れる


となると思います。
このことを生徒指導に当てはめてみると。

若手の生徒指導は、いけないことを延々と指摘して、それがいかにいけないのかを説明することに始終している、そんな印象です。
これはどうしてなのかなと考えると、

・生徒指導をしないといけない使命感
・生徒に反論されたら困るという恐怖感
・生徒指導もできないのかと周囲に言われるプレッシャー
・経験の無さやうまくいく経験がないことからくる焦り


というものがあって、強固に「伝わらない生徒指導」を延々とすることになります。
このことは、若手だけではなくて、うまくいかない教員にも当てはまります。
講演会などでは、「話し手に余裕がない」状況です。





そんな状況で、生徒指導は機能しないでしょう。

むしろ、講演会などでもあるような「笑い」を意識するほうが、生徒の方も話を聞こうと思えるでしょう。

ただ、生徒指導の場面で「笑い」を取りに行くのは、もちろんのこと不適切であり、どういう「笑い」なのかを考えないといけません。
「笑い」と表現するよりは、「あなたの人間らしさ」という方がいいかもしれません。
何をどうするべきかは考えてみてください。

今の余裕のない生徒指導よりは効果が上がるようになるはずです。
それとともに、生徒指導には「1対1」と「1対多」があるので、どちらの場面ではどういう「笑い」がいいのかも考えてみてください。