1対1よりも、1対多を重視するべき理由とは | t-labo(中学校教師の支援サイト)

1対1よりも、1対多を重視するべき理由とは

教員としては、1対1よりも1対多の方が重要です。
つまり、1対多の生徒指導と1対多の人間関係の2つが大事です。

多くの方は1対1を前提にしてしまっているので、多に対する影響力を軽視して有効な手立てが打てていないのです。



どうして1対多の生徒指導を軽視するのかというと、1対多では生徒が徒党を組む可能性があり、生徒のことが怖いからです。
常にうまくいかないのではないかという不安や負けたら一巻の終わりであるという恐怖があり、1対多の生徒指導から逃げて、見ないふりをしています。

1対多の生徒指導が機能しないと、1対1の生徒指導も機能しません。
生徒集団を恐れて何もせずに、相手が1人ならなんとかなるだろうという、、、弱虫の発想をしてしまいます
生徒指導も人間関係も、個ではなくて、集団に対して通用するだけの力がないといけないということ。

まずは、ここに目を向けましょう。

あなたは集団に対して通用する生徒指導力や人間関係力を持っていますか??
この部分がない人はうまくいかないでしょう。

1対多の生徒指導とは何かといえば、例えば

服装違反に関してクラス全員を相手に生徒指導することです
暴力行為、いじめ、私語など、1人ではなくて、全員に向けて発信することです。




1対1であれば反論される可能性は低いかもしれませんが、40人もいるとすると、反論の可能性は非常に上がるし、徒党を組むこともあるし、うるさく騒がれて収拾がつかないこともあります
1対多の生徒指導では、それでも生徒を納得させるのです。


とてもとても難易度が高いですが、これが出来なければ教員としては力量がない
なぜか。


それは生徒全員が納得するような話を語れないことを意味するからです
あなたの言葉が届かない、独りよがりな言葉であるということの証明です

となると、1対1の時に語ることも同じで、あなたの言葉は届いていないのです。
1対1の生徒指導で教員が「俺はグッジョブだった!」と達成感を味わったとしても、実は相手が黙っているだけであって、納得しているかは別問題であることは多々あるのです。
大の大人に対して、自分の思ったことをズケズケと言える生徒がどれだけいるでしょうか。





その不満が結局はくすぶって、保護者からのクレームや不満、生徒集団からの不信・不満・反発につながっていきます。
これが元でどんどん状況は悪化していきます。

1対1ばかりを重視してしまうのは、その状況なら勝てる、押し込める状況であるからです。
しかも、1対1ばかりしていると、自分のどこがいけないのかも見えなくなります。


ですので、1対多は常に反応がありますから、1対多の場面で自分の生徒指導力、言葉の力を鍛えることも合わせて、1対多の関わりを積極的に作っていくべきです。
目指すのは1対1の生徒指導ではなくて、1対多の生徒指導であるべき。

とても難しいかもしれませんが、教員は言葉を武器にする職業ですから、やらないといけない、できないといけないのです