ハネムーン効果を知っておきましょう! | t-labo(中学校教師の支援サイト)

ハネムーン効果を知っておきましょう!

心理学の言葉だと思うのですが、「ハネムーン効果」というものがあります。
ウィキペディアにはないのですが、

環境が変わると一時的に意欲が高まること。そして、その後はどんどん意欲が下がっていくこと。

もともとは、結婚してハネムーン(新婚旅行)に行った時が、夫婦としてピークで、その後はどんどん冷めていくことからつけられたのだと思います。
学校では見られるのは、一番は、年度始めでしょうね。



新しい学年、新しいクラス、新しい担任や教科担で、生徒のモチベーションはマックス。
新採や転勤したばかりでは、「担任の先生がかっこよすぎてやばい!」「担任の先生、好き好き!」というのもあるあるですね。
ちなみに、教員の方もハネムーン効果でモチベーションマックス。


で、何が起こるかというと、教員は「このクラスはなんでもできる!すごいクラスだ!」と勘違いして、生徒指導などを手抜きしてしまって、ハネムーン効果が減退していくときに、クラスがどんどん悪化していくのを目の当たりにして焦るのです。
「あれだけ人気だったのに・・・」と自分のことを嘆き悲しみ、しまいには生徒から嫌われてしまうことも。
私も若手の頃に経験しました。




このハネムーン効果を今では知っていますから、年度当初の状態は「最後まで続かない」と理解しています。
「生徒が見せるパフォーマンスはMAXでこれだ」という認識をして、「この半分以下が平常時」と理解します。
生徒に好かれたとしても、1年は長いのですから「当然どこかで嫌われる場面が来る」「キャーキャー言われるのは最初だけ」ということもわかっています。

だいたい4月の終わりか、GW明けにはハネムーン効果は終わります。
「猫かぶり」が終了するのです。
だいたいここから下降線たどっていき、夏休み明けから問題山積というパターンが多いと思います。


では、ハネムーン効果のときにどうやったらいいでしょうか。
それはバブルのようなもので「お金がたんまり入ってくるから、どんどん使うぞ!」と浪費をしてはいけません。
バブルの終焉は来るのですから、「将来のためにどんどん投資をする」のが正解。

となると、やる気があるハネムーンの時期ですから、ルールの周知徹底をするのが一番でしょう。
一番話を聞いてくれるでしょう。
「自分はこれだけを要求している」とこの時期にきちんと知らしめる。





生徒と一緒に浮かれてお祭り騒ぎをしている場合ではない。
ベテラン教員は経験的に知っているのです。

モチベーションがあるからこそ、ルールの周知徹底をしていき、1つ1つのことに目を光らせるのです。
生徒が「厳しい」というくらいのことを要求しないといけない。
厳しいというくらいではないと、ルールとしての効果はないし、学級のまとまりはできないし、よい学級というのはルールが機能するからできるものです。

人間関係の面でも、問題生徒はこの時期は割に陽気であり、問題をそう起こしません。
だからこそ、この時期に声を積極的にかけておき、いい人間関係を作るきっかけを、声をいつでもかけられるようにしておくのです。