ボール返却で事件が・・・。この時の教訓。あなたならどうする? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

ボール返却で事件が・・・。この時の教訓。あなたならどうする?

過去にあったことですが、

1
あるクラスの男子生徒たちが昼休憩に貸出しボールで遊んでいて、チャイムが鳴り「最後に当たったやつがボール返却しろよ!」として、お互いにボールを投げ合いながら、なんと下で返却せずに自分達のクラスの階まで持って上がり、そのまま放置して授業になりました。
担任がたまたまその現場を見ていて、激怒。

しかし、授業が始まったので、その担任は別のクラスで授業をして、その生徒たちは「お前が悪い」「最後に当たったのはお前じゃないか」と授業中にも関わらず、責任のなすりつけ合いをしました。
授業にならなかったそうです


ということで、面倒な話ですね。
この展開で、あなたが担任だったらどうしますか?



2
担任は放課後にメンバーを呼んで指導をしようと、帰りのSHRで「関係者は残っておけよ!」と怒っていいました。
しかし、いざ放課後になってみると、「あいつが勝手に帰った」といないメンバーが数名出てきました。勝手にクラブに行ったようです。


さらに面倒な展開になりました。
この時にあなたはどうしておくべきだったでしょうか。


3
そして、担任は「お前ら待っておけ!」と居残った生徒たちを残して、残っていない生徒たちを探しに行きました。
その生徒を見つけると「すぐにこい!残れって言っただろ!」と。
しかし、その生徒からすると「俺は最後に当たったわけじゃないから関係ないし!」と関係者ではない風を装います。

担任は怒っているので、「いいから来い!!」と押し問答になりましたが、生徒は納得せずに怒り出しましたが、無理矢理に連れていきました。
他の逃げた生徒もなんとか捕まえて、学級に戻るとなんと今度は残っていた生徒たちが帰っていたのでした。
このことに、生徒たちは「なんで俺達だけこうやって残されるのか」と怒り出しました。


ますます面倒ですね・・・。
考えるだけでも嫌です。

あなただったらどうしていますか?




4
担任は激怒しながら、「だったら明日の朝指導するからな!!」と、生徒たちを帰しました。
担任は翌朝の朝読書の時間に関係の生徒たちを全員ろうかに集めて、説教を始めようとすると、生徒たちが口々に「俺は関係ない」と言い始めます。
「校舎に入ってからボール触っていない」「そもそもそんなの知らない」「当たったやつが返すべき」などと、言い始めます。

「そんなの関係ない!お前らが全員一緒に遊んでいたから連帯責任だろ!何を言い逃れしているんじゃ。全員が同じ罪じゃ!」と激怒して言います。
が、生徒たちは「それはおかしい!」「意味がわからない」と反発します。
担任も生徒も主張を譲らずに言い合っていると、朝のSHRの時間になったので、仕方なく全員を返し、朝のSHRに。

生徒たちは不満たらたらで、教室の空気を悪いまま。
担任は1時間目の授業が他のクラスであるので、指導は中途半端なまま、朝のSHRが終わるなり職員室に降りました。
1時間目はその不満たらたらの生徒たちと相性の悪い教科担だったので、授業がうるさく荒れてしまいました。

生徒たちは「担任がうざい!」「あいつ死ね!」と授業中に騒ぐ始末でした。


あらら、、、どんどん収拾がつかなくなってきました。
あなたなら何をどうしたでしょうか



場面を整理すると以下のようになります。

1 問題発生場面
2 帰りのSHR
3 放課後
4 翌朝

どの場面で、どういう指導をしていたらよかったでしょうか。
そして、4の翌朝も決裂してしまったら、あなたはどうしたらいいでしょうか?


その後、どうなったかといえば、

2時間目も授業が荒れて。
3時間目は私が授業。まずは、ボールの一件をどうにかしないと授業に支障が出ると思ったので、

「結果としてボールを返していないことが問題」として、生徒に話をしました。
誰にどう責任があるとかを押し付け合うくらいの責任感しかないのだったら、ボールを借りてはいけない
そもそも、そんなに引きずるような問題じゃなくて、全員で頭を下げて謝れば済む問題。

長引いてもいいことはないから、さっさと謝って解決しなさい。
こういういい加減な返却ルールをやってはいけないと。



生徒たちは納得して授業も普通に受けることができて、3時間後にひとまず担任の先生に謝り行こうと声をかけて、生徒たちも納得してぞろぞろと職員室に降りました。
そして、生徒たちを外で待たせて、その担任の元に行って事情を説明して、「まずは話ができるようにしましょう」と言ったわけです

担任とともにろうかに出ると、生徒たちは「勝手なことを言ってすいませんでした。次から返却をちゃんとやります」と頭を下げました。そして、担任は・・・
「何だその態度は! それが謝る姿勢か!! さっきあんだけ好き放題言っていてそれは何や!いい加減にせいや!」と怒り始めました


ということで、、、、。
せっかく収まりかけていたのに・・・また火をつけてくれました。

担任としては、生徒からずいぶん好き放題に言われたから、生徒をけちょんけちょんにしないと気が済まなかったようです。
だから、非を認めて謝りに来たとしても、許せないと。
けちょんけちょんにして、それでも生徒が「本当にごめんなさい」と謝らないとだめのようで・・・。

私自身が、きちんと担任に言っておいて、「謝りに来たら許すんだよ」としっかりとすり合わせをしておかなかったのがいけませんでした。
反省しました。。。
授業に支障が出ている状態だったので、これは授業を抜けても解決するべきことだと私は判断したのです。
しかし、担任は、時間をかけてなぶらないと気がすまなかったと。
(あと・・・他クラスの教員が話をして大人しく謝りに来たのも腹が立ったようです)

いやはや・・・。



結局は担任が放課後に指導をしようとしましたが、生徒はそっぽを向いて謝罪どころではなくて、大きなしこりが残り、その後の学級経営にも大きく影を落としてしまいました。


という感じでした。
自分自身の詰めの甘さを反省する出来事です。

それとともに、

・その場でさっさと指導することの重要性
・生徒の行為をきちんと許すことの重要性


を改めて認識する出来事でした。
あなただったらどうしたでしょうか?

私だったら、問題を見つけた段階で、授業に遅れても話をして、その場でボールの返却に行かせて、さっさと解決します。