生徒に言い聞かせるべきタイミングとそうではないタイミング | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒に言い聞かせるべきタイミングとそうではないタイミング

教員になると生徒にたくさん言いたいことがあります。
難しいのは、その言葉がその生徒に入るかどうかは別問題であって、タイミングだということです。

指導はその場で行う原則がありますよね。
それは指導をするべきタイミングであり、「あなたの言葉が入るタイミング」であるということです。
うまくいかない人は、「またでいいや」と生徒から逃げてしまうので、入る言葉も入らなくなってしまいます。



タイミングを見るという習慣が必要です。
以下の記事では、生徒が同級生に言った場面についての回答を書いたのですが、言うべきタイミングではないと思います。
みなさん、こんにちは。tetraです。 今回は、 こんにちは。毎日記事を楽しく読んでいます。 たくさん生徒指導に関する知識がつ...

生徒が同級生に言った言葉に教員が過敏に反応してしまうケースであり、よく見ることなのかなと。
仕方ないし、教員の立場としては非難されることではありませんが、効果があるかどうかは別問題です。
もちろん、言うのは全然構わないでしょう。

教員というのは、

「生徒の価値観」 = 「教員が生徒にこうなって欲しい価値観」

となってほしいのです。
当然ながら、この時に考えるべきことは、教員の価値観が正しいかどうか。
「勉強は将来に絶対に必要だ! だから今一生懸命やるんだ!」と主張しても、それは果たして正しいかどうか。

「ルールはルール! 守るのは当たり前だ!」
「教員は目上の人間だから、敬うのは当然だ!」
「中学生の身分で生意気なこと言うな!」

どうでしょうか。正しいでしょうか?
でも、おそらく多くの教員はそう考えているでしょうし、そうなるように生徒に接し、指導をしているのではないかと思います。
ただ、「どうしてそう言えるのか?」に明確に答えられる人はそういないでしょう。

それが「教員の価値観」の差でしょう。
どうしてという明確なものがない限りは難しいです。



「生徒の価値観」を正したいと考える時に

・教員の価値観は正常なものか
・ただ単に管理しやすいように洗脳したいだけではないか

ということは、考えないといけないでしょう。
おそらく、この部分のことを考えていない、考えが及んでいない人が多いと思います。

さて、タイミングという話題なのですが。
生徒が何気なく口にする言葉で、価値観が露呈するタイミングがあります。
そのときに、「お前、それはおかしいだろ!」と説教するべきでしょうか?

休憩時間に何気なく言ったとして、それを説教するかどうか。
自由に発言する権利もないのかと言われてしまいそうです。
言論統制をしますか?





ここで問題になるのは、「あなたから見ると気に入らない言葉」か「人を傷つける言葉」かの違いです。
前者なのに説教することは言論統制です。
後者は必要なことです。

生徒が「勉強面倒くさいや」って言ってもいいじゃないですか。
人を傷つけるわけでもないし、

そもそもあなたに言った言葉ではないんですから。
なぜ、あなたがその言葉を拾って偉そうに説教するのでしょうか??
それに、生徒に説教してもそのタイミングではありません。


あなたのことを振り返ってみてください。
あなたが周囲の人間のアドバイスを聞くタイミングっていつですか?
絶好調のときは間違いなく「スルー」しますよね。

それは「あなたがピンチに陥った時」ですね。
そのタイミングこそ、人は他人の言うことを聞くときであり、あなたが話するタイミングです。

生徒が休憩時間に誰かと話をしている時なんて困っているわけないんですから、あなたの話なんて聞きたくないです。
生徒が何かのトラブルを起こして困った・・・というときこそ話すタイミングです。
それまで教員は待つことも必要です。