真面目の罠2 ~ なぜ生徒指導では不真面目になるのか | t-labo(中学校教師の支援サイト)

真面目の罠2 ~ なぜ生徒指導では不真面目になるのか

前回は、真面目の罠ということで記事を書きました。

教員は大変な仕事であり、なかなかうまくいくようにならないものです。 それは今まで勉強ばかりやっていたかどうかわかりませんが、はみ出さずに真...

シリーズ化する予定もなかったのですが、多くの方に見てもらえたようで気にしているというか、

真面目病にかかっている人が多い

と思うので、真面目を話題にしたいと思います。



教員になりたい方の多くは真面目に生きてきた人が多く、それ故に生徒に「真面目さ」を要求してしまってうまくいかないということを前回は書きました。
このあなたの真面目さは、1つの誠実な生き方としていいと思います。
ただ、教育現場で通用するかは別問題です。

さて、

あなたは真面目なのに、なぜか生徒指導のときには不真面目になることを知っていましたか?


真面目教員は「駄目なことは駄目」ときちんと判断できるし、生徒を指導しようとします。
ただ、論点が真面目を基軸にしているので生徒にはわかってもらえず、あなたは真面目を盾に「生徒の説教する」ようになり、どんどん反発されてしまいます。
あなたは真面目であるがゆえに、「不真面目 = 悪」であり、生徒のことが許せません。



そうするとどうなるか。

生徒指導は失敗に終わります。
(もちろんすべてがうまくいかないわけではありませんが。)

生徒指導の目的は問題解決であって、あなたの真面目を押し付けることではありません。
真面目ゆえに気づかないのです。

真面目に生きてきたが故に、


教員が言うことは盲目的に正しいと信じ切っているから、あなたは説教こそが最上の生徒指導であると思いこんでいるのです


こんな押し売りなんて通用するのはあなたしかいません。
真面目であるがゆえに、柔軟性を失い、価値観を押し付けることになり、教育者ではなくなるのです。
ただの「真面目教」なのです。




真面目教は通用しない。


それが現実。
うまくいかないがために、あなたは生徒指導を諦める、もしくは一方的に言いたいことを言っておしまいにする。
問題の解決なんて二の次、三の次。


大事なのは、あなたの真面目教の経典を遵守して、真面目を強要すること


だからです。
真面目。それがあなたのアイデンティティーであり、ここが崩れてはあなたは自分の存在危機を感じるからです。






真面目であればなんでも許される


これが真面目の罠です。
そして、生徒指導は解決が目的なのに、真面目教の布教をして終わるわけですから、真面目なあなたの生徒指導は本来の目的を失って、教員として不真面目になってしまいます。


真面目が取り柄がゆえに、真面目にハマってしまって、教員としての職務を見失ってしまいます。
どんどんあなたはうまくいかなくなります。
生徒指導は空振りが増えて、結果としてあなたは同僚から見ると不真面目になっているのです。

ここまで「真面目」をこじらせるのは珍しいと思うかもしれませんが、けっこういると思いますよ。
真面目の罠シリーズ。 ということで、真面目に生きてきた人を完全否定しているようで、腹が立っている方も多いのかなと思います。 ...