物語「彼の教え」は、自分でどうやって力をつけて一人前になっていくかの話です | t-labo(中学校教師の支援サイト)

物語「彼の教え」は、自分でどうやって力をつけて一人前になっていくかの話です

塾生限定記事として、公開している「彼の教え」について記事にしたいと思います。

この物語の中心となるのは、「うまいかない教員」がどうやって「一人前の教員」になるかというのを主軸においています。
特に大事にしたいのは、ブログの情報をどうやって利用していくかということです。



ブログ運営が4年目に突入しそうなのですが、実のところ、、、、


ブログで載っている情報をきちんと寄せ集めて、素直に実行に移せば、一人前になれるくらいの情報量があるのではないか


と私は考えています。
ただ単に自画自賛かもしれませんが。。。

このブログは私が経験したこと、うまくいくようになったことやコツ、考え方というものを雑多ではありますが、詰めています。
質問への答えの中に、教員としての基本がかなり詰められているとも考えています。

という自画自賛の塊であるのですが、

それをどうやって利用するのか、ここが問題なのかなと思います。



そもそも、私自身の反省としては、

私の書き方が威張りすぎていて、読者の感情的な反発を生んで、素直に読み取ってくれない、実行しようと思っていないのではないだろうか

というのがあります。
リアルな人間関係の中では言えない「うまくいかない真実」をきちんと書くことをここでは大事にしているので、「あなたが嫌われているから」などと平気で書いてしまうわけです。

そんなことを書かなくてもいいじゃないかという人もいるかもしれませんが、ブログは文章しか存在しないので、書かないものは伝わらないので、あえて書いています。
私自身は鬼でもなんでもなくて、現実世界では、一緒に働きたい人間に属しており、ブログに書いているようなことは心の中でも思っても、ほとんど言いません。



現実ってそんなものですよね。
本当はうまくいかない原因ってわかっているけど、言えないんですよ。
人間関係に影響が出たり、自分に得がないから。

だから、このブログでは言いにくいことを書くことを大事にしています。
その分、反発や敵をたくさん作っているように思いますが。


主人公は田坂と言いますが、彼はうまくいかない教員であり、ブログの熱心な読者です。
そんな彼は、ブログ主のことを「現実でうまくいかないからブログで憂さ晴らしをしている詐欺師」と考えて読む度に文句を言っています。
でも、書いてあることは受け入れがたいことばかりであるが、でも目が離せないから、文句言いながら見ている、という人になっています。

みなさんが、ここまででもないでしょうけども、私の知る限りうまくいかない人は他人のアドバイスを聞けません。
ので、主人公もそういう人間にしました。
ちなみに、田坂は10年の教員経験をしているのにうまくいかない教員であり、「こじらせてしまった教員」であります。

ここまで来ると、誰もアドバイスできないし、本人自身も若手のようになんでも「わかりました」と言える立場やプライドではありません。
周囲も扱いづらいのです。





生徒が彼に引き起こすある事件で、彼は学年主任や同僚に爆発しますが、彼は逆にここである真実を知ることになります。
それで彼は落ち込み、自分のことを冷静に見つめるようになり、自分の行動を改善していくことになります。
そうして改善していく過程で、ブログに書いてあることが、どういう意味を持つか、自分がなぜ反発をしているかを見つめ直しながら、ステップアップをしていきます。


こうした設定にした理由としては、本人が大きなショックを受けない限り、行動って変わらないからです。
うまくいかない人ほどプライドが高すぎて、へし折られないと自分のことを振り返りもしないし、周囲のアドバイスも聞きません。
物語形式にして、田坂という人物の目線を通して読んでいくことで、読者さん自身が抵抗なく振り返っていけるようになればと思っています

この辺は私の文才の無さによって、、、台無しになっているかもしれませんが。

私の経験からすると、うまくいかない人が成長していく過程では、こうしたショックな出来事が必ずあるものです。
怠惰な部活の生徒たちが急に真面目になるのは、大会でライバルだと思っていたチームにぼこぼこにされたなどというショックなものがあるものです。




ある意味では、大きな事件がないままに、日々学級が悪化して、そのまま緩やかに崩壊していく日々こそが怖いですね。
だめな状態に慣れきってしまうからです。
ここで、教育委員会が動きだすなどの「大きなショック」がない限り、その人は何も変わらないでしょう。
読者さんでうまくいかない方で何もアクションを起こしていない方は、そういう感じではありませんか?大きなショックがないのです。

大きなショックがないと動けないほど「鈍い」からうまくいかないわけですね。
私は小さなショック、例えば、学級の生徒が嫌な表情をしているだけで「改善」のために動きます。
この物語は、行動するための閾値を引き上げるためのものといえるかもしれません。


物語は、田坂がなぜ「うまくいかない教員」なのかということを「本人が理解」することから始まります。
心理学の研究でわかっているように、人間は根拠もなく「自分のことを平均以上と認識」する性質があるようです。
うまくいかない教員は、自己評価が高すぎて、現実を直視できていないのです。

大きすぎるハードルがこれなんです。
それをどうやって乗り越えていくのかが問われるわけで、田坂も一大決心を迫られてしまいます。
そうして、自分の振る舞いや価値観を見つめ直すところが彼の再スタートになります。


そこから彼は行動を変えていき、学級を荒らす問題生徒との人間関係を見直していきます。
何度も質問をいただくことに「問題生徒との関係」があります。
どうしてやっていったらいいのかを、田坂という人物を通して私の考えをまとめたいと思います。




また、学級が荒れている状況でどういう風にかかわっていくか、人間関係から生徒指導をどうやってつなげていくかの一つの形を示したいなと思っています。
まだまだ構想段階でありますが、物語を通してブログで書いていることと、実践をどうやってつなげていくかの学びになればと思います。

当初は、電子書籍のためということで小さくまとめようと思っていましたが、かなりの長編になるかもしれないので、その場合は塾生コンテンツでいこうかなと思ったり、書籍化は遅くなったりするのかなと考え中です。
このコンテンツ自体は、おまけという位置づけですから、どうするかはまた考えるとします。

せっかくですから、学びがあるような形にしたいと思います。
また、この「彼の教え」は長編になることもあり、3ヶ月ローテーションで公開していくので、入塾時期によっては最初から読めないことにもなりますので、ご注意を。
3月と4月入塾であれば、最初から見ることはできますので、気になる方はチェックしてみてください。