「彼の教え」に出てくる話は実話に近いものなのですか? ~物語の設定と何を意味するのか | t-labo(中学校教師の支援サイト)

「彼の教え」に出てくる話は実話に近いものなのですか? ~物語の設定と何を意味するのか

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

この田坂先生の物語を拝見させていただいています。
この話は実話に近いものなのでしょうか?
それともこうなる可能性があるということなのでしょうか?
実際にこのような学校があればとても大変だと思います。


ということです。



田坂とは、塾生用記事の「彼の教え」の主人公ですね。
 → 彼の教え

ここに出てくる話は、基本的には私が見聞きしたことがベースになっています。
ただ、その出来事はそのクラスで連続的で起きたものではなく、他学級、他学校から見聞きしたものの寄せ集めになっています。
その都度ごとに、学びたいことを配置しているだけです。

ですので、実際に起きるかと言われると十分に可能性があるし、場合によってはもっとひどいことが連続で起こることがあるかもしれません。
学校としては、荒れているほどではない、普通程度の学校のイメージでもっと荒れている学校はそこそこあると思います。
田坂のクラス以外は別に荒れていないのです・・・。



ついでに。

主人公の田坂には実際のモデルはいませんが、私が出会ってきた「うまくいかない教員」を具現化した存在です。
うまくいかない教員は大なり小なり、彼の特質を兼ね備えていると私は考えています。
現実的に、そのことを本人に指摘しても「私はそんなことはない」と否定するだけなので、塾生の方で「お前の思い込みだろう!俺はそんなことないぞ」という人は、本当にそうなのかをきちんとチェックしてみてください。

うまくいかない、というのは、「見えない自分」の一面が大きく影響しているからです。
嫌味とかではなくて、単純にそんな人は多いです。
だから、本人は「自分はうまくいっている」「自分は他の人よりもできている」と思いこんでいて、実際には違うことが現実です。

そうした場所にいるのが、田坂という教員になります。





あと、学年主任の木村が出てきますが、読んでいくと「こんな神様みたいな人はいないだろう!」と思うかもしれません。
木村の存在は、私が常に言っている周囲の協力を得るために貢献しなさい、協力しなさいを具体的にこなしていくと、変化する周囲の人物の代表です。
ここまで手厚くなるかどうかはわかりませんが、田坂には明確な変化があります。

周囲の協力を得られるかどうか、何がポイントなのかをこの物語を通じて読み取って、振り返りにしてもらえると嬉しいです。

物語は、問題生徒との人間関係の在り方、生徒指導の行い方にも踏み込んでいきますので、田坂の成長を自分の振り返りや成長に置き換えながら見ていただけるといいですね。
ただ、私が考える、想定するというものなので、「それは違うよ」ということもあるかもしれませんので、その辺は質問やコメント、感想をいただけたらと思います。