言うべきを言わないと! と焦って心に余裕がありません。どうしたらいいですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

言うべきを言わないと! と焦って心に余裕がありません。どうしたらいいですか?

みなさん、こんにちは。tetraです。

今回は、

彼の教えの感想です。言うべきことを言うことと、生徒に響くように言うことについて、自分に置き換えて、考えてみました。
私は現在非常勤講師で、来年度から担任になります。

現在、生徒と関わるとき、他の先生の目を気にして(恥ずかしいですが。)教師として言うべきことだけをその場で言ってしまうことが多いと反省しています。
例えば、休み時間に廊下でたむろして騒ぐ生徒に、「ここで騒ぐと他の人に迷惑になってしまうから、外に出るか、教室の中で座って話してね。」なんて言うのですが、毎日その繰り返しで、お互いいい気分になりません。

生徒に響かせるためには、その場だけでなく、ホームルームなどを使って、例えば、「自分が図書館で勉強してるのに、誰かにうるさくされたら、嫌だよね。」というような話をして、モラルを高めていくというようなイメージなのでしょうか。
どうしても、その場で正さなくては、気を張ってしまいます。

tetraさんは、そのような焦りなどはありませんか。
このケースの解決策というよりは、言うべきことを伝えるために、響く言葉・タイミングを選べる心持ち(余裕)が知りたいです。


ということです。



いよいよ、担任デビューですか。緊張しますね

何をどう書こうかと迷ってしまいます。
初担任をされるということで、余計かもしれませんが、私が思ったことを合わせて書いておきます。


>毎日その繰り返しで、お互いいい気分になりません

とありますが、結局、お互いにいい気分にならない言葉をどうして日々使ってしまうのかが問題です。
そんな言葉なんて、全く意味ないです。
お互いにいい気分になる言葉を使いましょう。

言うべきことを言うのも必要かもしれませんが、言うべきことを言っても伝わらないと意味はありませんし、反発を招く言葉を言っても意味はありませんので、この辺の理解を根本的にしない限りは生徒とうまくいきません。




例えについて解決策はいらないと言われていますが、例えの言葉かけもやはり効果がないと思います。
休憩時間にろうかにたむろしていることがそもそも悪いのか、教室でおとなしく座って話す必然性はあるのか、、、そもそも論として本当に「それが正解か」、もっと言うなら「質問者さんの考え」であって、それは「ただの趣味じゃないか?」ってことです

生徒にかける言葉は、納得できるものでないといけませんし、教員のちょっと曲がった独特の価値観でないかを意識的に確認していくことが必要です。
何が響くかというセンス磨き・語彙磨きをしないとまずもって通じないのが現実です。

そんなこんなで、お互いにいい気分にならない声かけをしているから、生徒に言うべきタイミングで心に余裕がなくなってしまうんでしょうね。
また周囲の教員の目線なども気にしてしまうので、「言うべきを言わないと!」という強迫観念になってしまって余計に余裕がなくなるんでしょうね。





生徒のモラルを高めるにはいくら学級で話をしても、生徒に言葉は入りませんし(入るのは優等生だけ)、そもそも問題ある生徒なんて話さえ聞いていませんので、効果はないでしょう。
生徒に響かせるために一番必要なことは、生徒との人間関係であり、生徒から尊敬を得ることです。

「あの先生言うんだから間違いない」

って。
ではないと、問題生徒は話を聞いてくれないです。

とすると、

言うべきことを言って、お互いに気分を害する声かけを毎日していると、人間関係はボロボロになります。
その上に、畳み掛けるようにして学級で「図書館では・・・」なんて話をすると『あいつ、うぜえ~』って目の敵にされるでしょうね。

そもそも生徒なんて、何が非常識で、何が常識的かは知ってますからね・・・。
しないだけです、わざとはみ出すだけです。





そんなことをやるよりは、廊下でたむろしている生徒たちとともにあなた自身がたむろして騒ぐとか、生徒を意味もなく追いかけたり、軽くタックルしたりする方がよっぽど人間関係がよくなって、そのうち話を聞いてくれるようになります。

良いか悪いかはわかりませんが、私のやったことの一つで、ガタイの良い野球部の生徒に出会うと力比べとして押してみることを繰り返しました。
ちょっと問題行動のある生徒ですが、たったそれだけで私の話は聞いてくれるようになりました。
たまに、嬉しがって力比べをしてくれます


私が力比べとして生徒を押すことがいい人間関係を作ったわけですが、、、不思議かもしれませんが、そうしたものの方が男子には通じます。
偉そうなことを100回言うよりも、1回力比べする方がよっぽど効果があります。

人間関係って理屈ではなくて、感情なんですよね。
「この人が好きか、嫌いか」っていう感覚。
偉そうなことを言う教員(論理で攻める)よりも、一緒に遊んでくれる教員(感情で攻める)方がいいわけですね。

先に感情の部分で仲良くなっておかない、論理的なものは入っていかない。
そんな感じでしょうか。




ので、言うべきことを模索するよりは、感情として「楽しい」考える方が効果があるでしょうし、私はそういう発想をするので、生徒の事を見ても焦ることはないです。
止めるべきときには徹底して止めるだけの覚悟もあるし、思いつかないなら「なるほどなー」とでも言っておけばいいですから。
生徒の様子を観察しながら、共感を示してあげればいい。

言うべきを言うよりも、楽しむことをまず考えるようにしたほうが心の余裕も、効果もあると思います。
こんなことをやっていると、周囲の生徒たちもなぜか教員も、私が何を言うのか楽しみにしているようです。

「教員とはこうあるべき」という仮面をとって「対等な人間としてどう関わるか」ができるといいかなと思いますよ