生徒たちは活躍したい。それを知ってあなたはどうしますか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒たちは活躍したい。それを知ってあなたはどうしますか?

問題ばかりを起こす問題生徒は、問題を起こしたいわけではありません
おそらく、うまくいってない人にとっては、「問題生徒は問題を起こして楽しんでいる」と感じているのではないかと思いますが、そうではありません

これはあなたの誤解であり、生徒に活躍する場を与えていないために起きている現象だと考えてみてください



人間の本能的な欲求として、「集団に属したい」「集団から認められたい」というものがあるそうです
ですから、普通の生徒たちは学級という集団に属し、その中で係活動を頑張ったり、掃除を頑張ったり、授業を頑張ったりして「所属」と「承認」の欲求を満たしているわけですね

問題生徒は、育った環境や本人の低学力などの影響で、自分自身の前向きな頑張りで学級に所属したり、学級で貢献したりするのが難しい生徒たちです
こういうふうに捉えてみると「自分で仕事を見つけなさい」「やるべきことをやりなさい」と彼らに要求するのは過剰な要求になります

ハードルが高すぎて、やる気をなくしてしまいます
このことは、うまくいかない教員が周囲から「生徒指導はきちんとやってください」「学級を落ち着かせてください」などと言われて嫌気がさすのと似ていると思いませんか




ハードルというものは、適切な高さでなければやる気をそいでしまいます
「一緒に生徒指導するから」というふうな形で言ってもらえたら、あなたも頑張ってみようと思えると思います

問題生徒にしても、同じことが言えます
本人が活躍したいと思っていても、学級内で普通に要求されていることは本人にとっては難易度が高すぎると考えてみてください

問題生徒の多くは低学力を持ち合わせています
そういう生徒にとっては「授業でノートを取るだけいて手一杯」であるかもしれません
このことは普通に考えたら「当たり前レベル」であり特段努力する必要のないことです

問題生徒にとっては、「努力を要求するレベル」であるわけですから、あなたがその頑張りを認めないがために、生徒は欲求不満に陥って、解消するために問題行動を起こすのです
もしも、あなたが「よく頑張ったなあ。丁寧な字で書けてあるじゃないか」と承認を与えたならば、その生徒は「自分は認められた」と欲求が満たされ、肯定的に頑張って行こうと思えます






つまり、問題行動が起きるということは、あなたが生徒の努力を認めなかったり、生徒が努力できる水準のことを与えなかったりした結果だということです
また、生徒の行動に対して正当な承認を与えていないということです

生徒は問題行動を起こしたいわけではなくて、活躍したいと思っているのです
こういう風にあなたが考えられるようになると、問題生徒との関わり方も変えていけるはずです
あなたはどうやっていきますか?