卒業生が会いに来てくれる教員にはどうやったらなれますか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

卒業生が会いに来てくれる教員にはどうやったらなれますか?

みなさん、こんにちは。
今回は、

卒業生が学校に顔をだすことがあります。
その子達がくる目的は、会いたい先生がいるからです。

卒業しても会いたいと生徒に思ってもらえるような教員になりたいです。
そのための勘所を教えてください。


ということです。



卒業生がやってくるとその間は時間が取られてしまい、仕事ができなくなってしまうので、私個人としては正直あまり来て欲しくないですね
しかも、それが日を変え、何人も何人もたびたび来るとかなりしんどくなってしまいます

卒業生が来てくれるということは、それはその教員の人気のバロメーターとも言えます
卒業させたときの生徒や保護者から何かもらう物の量の差も教員の人気によって違いますね

こうした部分で、質問者さんは単純に「自分が他の教員より人気者でありたい」と考えているのであれば、それは虚しいだけなのでやめたほうがいいと私は思います
卒業式後の職員室の机の上の花の数の違いが明らかにあるときには、ショックを受けるかもしれませんが





それでも卒業生に来て欲しいというときには、どんな生徒が中学校にやってくるかを考えてみてください
ぶっちゃけていうと、「新しい環境に馴染めない生徒」が中学校にやってきます

どういうことかというと、生徒たちは新しい生活つまり高校生活を始めています
通常は、新しい生活になじもうとしますし、新しい生活が気に入って自分の生活の中心になるはずです
ですから、自分が育った古巣などには帰らないのです

あなたが大学の研究室に戻らないのと同じです
通常であれば、「こんなふうにやっています」と一度だけ報告に来る程度です

それを何度も来る生徒は、新しい生活がうまくいっていないということです
新しい生活がうまくいかない生徒というのは、だいたい中学校生活もうまくいかない生徒です
自分で環境に適応していったり、環境作ったりが苦手な生徒です
新しい環境では大切にしてもらえないことが多くあり、中学校では教員から大切にされていたことを思い出すのです


つまり、一般的な手のかからない生徒は中学校にあまり戻ってきません
何度も戻ってくるのは、手がかかる生徒です
卒業しても、生徒が訪ねてきて欲しいなら、手のかかる生徒を最後まで諦めずに面倒をみることです







厳しいことを言うと、卒業生が訪ねてきてくれない教員というのは、だいたい力がない教員であり、そういう教員は手のかかる生徒をないがしろにしたり、不幸にしたり、めんどくさがって面倒をあまり見ないものです
ですから、感謝されずに、そんななかでもしっかり面倒見てくれた教員の元にやってくるわけです


手がかかる生徒を最後まで面倒をみるということは、きちんとした学級経営をするということです
嫌がらせもなく、明るく穏やかな学級を作るということです
そうすると、学級での良い思い出は多くなり、生徒が辛いことなどがあったときには、中学校に戻ってみたいな、担任の先生には会いたいなと思うわけですね


答えは単純で、他人がうらやむような良い学級を作り上げること、それしか答えはありません

ですので、卒業生がくれば時間が取られますから、そんなことは考えずに日々の仕事をやる方がいいのではないかと私は思います