生徒指導は方向性を誤ると、効果がなくなってしまう | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒指導は方向性を誤ると、効果がなくなってしまう

生徒指導で影響つけたいことは、何を目的として生徒指導をしているかです
この部分を間違えてしまうと、悲惨な事になってしまいます

特に、怒気を孕んだ大声をすぐにあげることができる教員は要注意です



どういうことかというと、生徒指導というのは、教員が大きな声で怒鳴ることによって、ある程度まかり通ってしまうからです
だから、下手に大きな声が出る人、しかもそれが怒りを含んでいる場合には、それだけで生徒指導できてしまうので、勘違いしてしまうのです

それは力で抑える生徒指導をしているだけです
単純に大きな声で指導をして、「これ以上やったれ許さんぞ!」と力で押さえつける指導です
この指導になってしまうと、短期的には効果が上がります

ただし長期的な効果は正直なところ見込めません

それは、あなたを暴力で抑えつけて、一時的におとなしくしたとします
しかし、それはいつの間にやら恨みに変わりますし、暴力に屈しないなど、納得したわけではないからです
力で抑えつける生徒指導はあまり効果がありません





長期的に見ると、弊害ばかり産んで行きます
上下関係・力関係ですべてを定義してしまうので、教員の力量によって、生徒たちは態度を変えるようになってしまいます

何かあればすぐに対応する担任はとても心強いと思いますが、その担任が力で抑えるようなことを平気でするような人であれば、一時的には治まるかもしれませんが、結局のところは同じことを繰り返していきます


なぜ教員は短期的な成果を求めてしまうのでしょうか?

それは、今すぐに効くほうが、今が楽になるからです
今のことしか考えられないのです
これも人間の基本的な性質で、時間割引率という考え方があり、それが弱い人は、短期的な成果しか求めないのです





生徒にもよく見られることです
「進路がやばい!内申点がやばい!」と言いながら、ろくに勉強もしないし、授業では邪魔ばかりする生徒のようなものですよね
今の勉強が将来に役立っていくのに、今の自分が楽しいことを優先してしまうわけです


教員も同じで、学級経営や生徒の成長を考えれば、力で抑えつける生徒指導は良いことにはなりません
それなのにやってしまうのは、今が楽ができるからです


ということもありますが、


実際のところは、力で抑えつけた生徒指導かどうかわかっている人の方が少ないのです
「そのやり方しか知らない」として力で抑えつける人がたくさん存在しています
力で抑えつけることしか知らない人が多いので、自分の生徒指導がどんな方向性を持っているのか、この記事を読んでもわからないという人もいるでしょうね

力で抑える指導以外にどんな方法があるのかもよくわからないという人もいるでしょう





こうした部分で、生徒指導の方向性が間違えてしまって、延々と生徒指導に追われながらも、なぜか学級が成長しないということはよく見られる光景です
うまくいかない人の生徒指導はまさしくこのパターンですよね

努力していないわけではなくて、その努力の方向性が間違っており、その日限り聞くような、短期的な成果のみを目指してしまうので、生徒指導もそうなってしまっています

大事なのは生徒を成長させるということになりますので、この方向性を失ってしまうと、生徒指導は全く効果がなくなります
生徒成長させる生徒指導については、過去の記事を読んでいただけるといいと思います