保健室利用が多いのは要注意 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

保健室利用が多いのは要注意

学年や学級が荒れていると、保健室利用が多くなると思います
ちょっとしたことで「保健室行きます」といって、授業の始めなどに抜け出て行きます

ですので、保健室の利用が増えてくると要注意です



保健室に行ってしまうと授業が遅れてしまいます
それでも、保健室に行きたいという生徒にとっては


個人的な事情 > 授業の内容


という風になっています
この個人的な事情というのが曲者で、荒れて来るときに多いのは、誰かにかまって欲しい欲求だと思います

例えば、朝、家でトラブルがあったので、そのままでは授業を我慢できないのです
だから、保健室に行き、かまってもらうことで、心の安定を図る

教員などから嫌なことを言われたので、機嫌が悪くなり、クールダウンや養護教諭に自分がいかに正しいかを主張したくて、保健室に行き、心の安定を図る




というようなパターンで、生徒たちは心の安定を図るために利用しているように思います
学級が荒れて行く時には、生徒たちの心は不安定です
そもそも学級が荒れるような事態というのは、心身が不健康な生徒たちが多いからというのもあります

そういった生徒たちの心が成長せずに、教員がそのまま放置し続けてしまうので、生徒の心は安定せずに、すぐに保健室に逃げるという選択肢を取ります
教員としては、保健室に行くなということは言えませんので、生徒の意見が絶対的に通ってしまいます
これも保健室利用を加速させてしまう要因です


心が弱い生徒たちが多いからこそ、保健室利用が増えていき、「あいつが保健室に行っている」というのを見聞きすると、自分も行きたくなって「先生、頭が痛いので保健室に行きたいです」と言い始めて、今度は保健室で遊び始めるということもあります

授業を平気で抜けられると言うことが1番の問題点であり、授業から逃げるからこそどんどんわからなくなっていきますし、心も教室から離れていきます
授業がわからないから、授業に集中できなくなり、授業中に遊んで、指導されるようになり、心の不安定化が進み、荒れに繋がっていきます





保健室利用はなかなか防ぐことはできませんが、

・保健室は一日に1回だけ
・保健室に行ったらその日はクラブに出られない
・1週間に何回も保健室に行くようであれば、保護者に連絡を入れる

というような形で、保健室の利用は認めるものの、その他に制約をかけていくというあたりが必要になってきます
そもそも保健室に行くということは、そんなにあってはいけないことです

保健室に行くということは、ある意味で緊急時のみであり、そうした生徒たちがいつでも利用できるようにしておくのが保健室の運営の仕方だと思います
自分の気持ちがモヤっとしているから、授業が面倒くさいから、あの教員が嫌いだからといった逃げの理由で利用すべき場所ではないのです

こうしたあたりを教員としては心構えとして持っておきたいところです