授業が大事、という意味 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

授業が大事、という意味

どんなに問題を起こす生徒であっても、3年生になると必ず「高校に行きたい」というふうに言います
今までいい加減な生活を送り、授業では妨害をしたり、いろんな問題を起こしたりしていても、それでも生徒たちは必ずといっていいほど、高校に行きたいと言います

そんなんで高校に行けるわけないだろ、と教員の方は呆れるばかりです



教員があきれようとも、これが現実であり、高校に行きたいという生徒を見捨てるわけにも行きません
問題生徒たちは先のことを考える事ができずに、現在に我慢できずに、いい加減なことをしています
問題生徒は偉そうなことをしていますが、実際のところは、かなり弱い存在です

中学校で威張れるのは、義務教育だからであり、義務教育でなければその集団からさっさと追い出されてしまいます
そうした生徒たちは、きちんとした学級経営をしていれば、学級から追い出されているので、自分の存在価値がないと感じているし、だからこそ、認められるためにさらに問題を起こして、注目を浴びようとしています

問題生徒たちは結局のところは、どうにもならなくなった生徒の末路なのです
強くなんてないのです
社会に出たら通用しないことや、全く評価されたいということは本人たちもわかっていますが、それを実感する機会がなかなかなく、だからこそ、高校に行きたいなどと言うのでしょう

高校なんて我慢ができなければ続かないのですから、中学校生活でさえ続かなければ先は見えています
高校に入れたとしても、すぐに辞めてしまうのがオチです





こういうことがわかっているからこそ、問題生徒たちを救うためには、いかに授業で我慢をさせるかがポイントとなります
授業がわからなくても、黙って授業中に座っておくだけの我慢がいります。
集団の中でルールを守ることは義務教育を超えてしまえば当たり前であり、それができなければ追放されます

そのことをいかに本人たちに理解させ、中学一年生からいかに我慢を覚えさせるか、この点にかかっているでしょう
授業をまともに我慢できない生徒なんて、高校側からするといらないのですから


それと、生徒に理解させておきたいのは、高校は入学できる可能性は高いけれども、3年間続くこと、そして卒業後にはまた新しい進路が待っていることを理解させることです
問題生徒の多くは、高校入学すれば何とかなると思っているでしょう
そんな甘いものではないのです

高校という場所は、結局のところは中学校の延長であり、中学校生活をまともに送ることができない生徒の行く場所ではないのです

このことをいかに生徒に理解させるか、それが学級担任の役目の一つではないでしょうか?
それを脅しではなくて、応援の意味合いで生徒一人一人と話ができるといいですね