生徒を浮かせる。これも大事な戦略 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

生徒を浮かせる。これも大事な戦略

学級の中には少数の問題生徒が必ず入っていることでしょう
この生徒たちが学級をかき乱し、あなたがそれを制御する、というような戦いを1年間続けていくものだと思います

この戦うというときに、その生徒たちを「浮かせる」という発想も必要です



学級のほとんどの生徒たちは、授業は真面目に受けるものだと考えているし、真面目に受けたいとも思っています
これが中学生の実態であると思います

少数の問題生徒たちは、学力がついていかない、多動である、欲求不満であるなどといったことで、授業がまともに受けられない状況にあります
それゆえに、授業よりも自分の不満などを解消する方が優先されてしまいます
この解消行動が、授業妨害、私語、嫌がらせなどに繋がっていきます


整理すると

・多くの生徒 → 授業まじめに受けたい
・少数の問題生徒 → 自分の不満などを解消したい


という構図になります
多数決の話をすれば、多くの生徒たちが優勢なのですが、問題はこの多数決がきちんと発揮されるかどうかということです





多くの生徒の中には、やはり怠惰な傾向を持つ生徒がいて、その生徒たちが少数の問題生徒たちになびいてしまうという現象が起こります
そうしていくと、少数の問題生徒たちの派閥が大きくなり、権力は拡大して、学級が不真面目な方向に進んでしまうのです

学級を壊さないようにしようと思えば、この両者の線引きをきちんとすることが担任の仕事であるといえるでしょう
どちらにでもつくようなグレーゾーンの生徒たちを、踏みとどまらせ、真面目にさせるわけですね


グレーゾーンの生徒たちは、基本的には勇気がありませんし、まともな感覚も持っています
だから、少数の問題生徒たちに便乗したがるわけです
便乗しそうになった時に、担任としてどうするかが問われています

学級は集団であり、便乗組の様子がなかなか見えづらくあり、便乗し始めた時に止めることが困難であることも多いです
この最初を見逃してしまうから、学級への指導がめんどくさくたっていることを理解しておきましょう

少数の問題生徒たちと、その他大勢の生徒たちは全く違うんだ、という認識を持たせないといけません
つまり、多くの生徒たちが、「少数の問題生徒たちと関わっているとろくなことがない」というふうに思わせ、実感させないといけないということです





グレーゾーンの生徒たちが便乗し始めた時に、「君はどっち側の人間か?」と問いかけたほうがいいでしょう
問題生徒たちに便乗することを良しとは絶対にしないはずです


そうして、学級の中にきちんとやるのが当たり前という雰囲気を作っていくのです
当然ながら、少数の問題生徒たちはそのことについて行けなくなりますので、学級の生徒たちからは相手にされなくなり、学級の中での権力を失ってしまいます
そうすることで、学級に平和がもたらされていきます

問題生徒たちを浮かせるというのが一つの大事な戦略となります