もはや公立中学校は保育園か? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

もはや公立中学校は保育園か?

最近の公立中学校の様子を見ていると、地域によるのかもしれませんが、保育園的な要素が強まっているように思います
今と昔では、教員の地位が格段に下がったと言われますよね

それは保護者の(常識)レベルが下がってしまったがゆえのことではないかと思います
保護者が自分の子どもをどうにもできずに困っている現状も見えてきます



子どもを育てるには、いい・悪いを教えていかないといけません
学校で言うならば、ある意味では生徒指導のようなものです
生徒指導をするためには、きちんとした哲学がないとうまくいかないのです

今の保護者に、その哲学なり、教育熱があるのかというと、微妙な家庭が増えた、というのが現状をよく表しているのではないかと思います
つまり、

現代の保護者の一定数以上は、まともに子育てができる素養がない

という風に言えるわけです
「本来」というとおかしいのかもしれませんが、教員からすると家庭で教えられてあるべき「善悪」が教えられていないのです
だから、学校で大きな問題を起こしますし、生徒指導した時にも、全く話が通じないということも多く起こります




生徒がきちんと育たないことで、保護者自身も困っているわけです
そして、問題をどんどん先送りにしていきます
基本的な善悪や、生活習慣が身につかないからこそ、まともに学力も身についていきません

小学校は担任が授業をほとんど見ていますので、それでも何とかなっているのかもしれませんが、その限界を迎えるのが中学校であるように思います
義務教育であっても、きちんとした生活習慣などがついていないと、中学校はかなり厳しくなります
年齢とともにある程度の自覚と自立が求められてきます

当然のように、そうした生徒たちは身についていませんので、中学校で問題を起こすようになっていきます
ここまで違う方向へ成長してしまうと、保護者もどうしようもありません
家にいたら困るので、「とにかく学校へ行け」と問題から逃げていきます




そうして親が教えるべきことを教えようとしないので、授業中も平気で私語をしたり、配布プリントをなくしたり、教員に反抗したりなど、好き勝手して学校生活がうまくいきません。
中学校の教員たちは、生徒の暴れっぷりや、その問題解決に追われていきます

中学校の教員の職務内容から考えると、もはや意味不明なレベルなんですよね
なんでこんなことまでしないといけないのか、ということばかりするようになります
これが残業の根源

やっている内容は、親の代わりに子どもを預かっているような保育園レベルです
何のために学校に来ているのか不思議で仕方ありませんが、それは保護者からすると家にいると邪魔だから、学校に行っておけばいい、その間は学校の先生が面倒見てくれるからそれでいい、というようなレベルであったりするんですよね





すべてがすべて、そういう生徒ばかりではありませんが、年ごとの変化を見て行ってみると、公立中学校はどんどん保育園化していくように思います
そんなことを言ってしまえば、小学校なんてまさに保育園でしょうね

「なんでこんなことまでしないといけないのか」


こういった思いを、公立の小中学校の教員は日々感じているのではないかなと思います。
これから公立の小中学校の教員になりたいという人は、こうした保育園化の実態をきちんと捉えておかないと不幸なことになりますね